週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

認知症の早期特定を目的とする研究論文が「ACII 2019 Cambridge」に採択

2019年09月18日 16時00分更新

 ジョージ・アンド・ショーンは9月13日、北陸先端科学技術大学院大学 岡田研究室との共著論文が、9月3日~9月6日にケンブリッジ大学で開催された「ACII 2019 Cambridge」において採択されたと発表。

 ACIIは、人間の感情や情緒に関係するコンピューティングやサイエンスを主な研究テーマとする、感情(Affective:アフェクティブ)分析コンピューティング分野における世界最大の国際会議。

 今回採択された論文のタイトル(和訳)は、「センシングデータを用いたユビキタスな日常活動およびインタラクションに基づく認知症スケール分類」。研究目的は、センシング機器から睡眠、会話、移動の情報を取得して高齢者の認知症の早期特定をすることと、利用者負担の低い検知方法を構成すること。

 論文内では、高齢者のロボットとの対話や睡眠センサーから得られる日常生活データに対して、認知症スクリーニングテスト(長谷川式認知症スケールテスト)と明らかな正相関を持っているという研究成果を発表している。

 AIを活用したヘルスケアや認知症予知検知の技術開発をしているジョージ・アンド・ショーンは今後、認知症患者各人に合わせたサービスの開発・提供を目指すとしている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう