第267回
「FF14」や「PUBG」、「Apex Legends」など人気ゲーム10タイトルでチェック
Core i7-9700KFとRyzen 7 3700Xのゲーム性能を徹底比較
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
まずは定番のゲーム系ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果を見ていこう。画質プリセットは「最高品質」、フルスクリーン設定で解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)で計測した。また、レポートで出力できるフレームレートも掲載する。
フルHDとWQHDのテストでは、Core i7-9700KFのスコアーが約13%上回っており、同じビデオカードを使ってもかなりの差がついていることがわかる。CPU負荷が低めのタイトルではシングルスレッド性能の高さがものを言うため、全般的にCore i7-9700KFが有利だ。
そもそもがあまり重くないゲームであり、どちらも十分なフレームレートが出ているため、どちらのCPUを使っても実際のプレイフィールに大きな影響はないと思われる。とはいえ、約10~15fpsの差はまったく無視するわけにもいかないだろう。
なお、4K解像度のテストではGPU性能がボトルネックになるため、スコアーやフレームレートに大きな差は生まれない。この傾向は他のテストでも概ね共通している。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、フルスクリーン設定で画質を「高品質」に固定し、フルHD、WQHD、4Kで計測した。なお、DLSS設定は無効にしている。
現行でもトップクラスの重量級タイトルということもあり、WQHDと4Kではスコアー差がそれほど見られないが、フルHDではCore i7-9700KFが約10%高くなり、それなりの差がついていると言える。「NVIDIA GameWorks」を利用した2つのFF系ベンチマークは、Core i7-9700KFが有利と言って差し支えないだろう。
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