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ロジクールがワイヤレスキーボード「MX KEYS」を発表、快適タイピング感重視のプロモデル

2019年09月20日 14時00分更新

充電はUSB Type-Cに、Easy SwitchやFLOWにももちろん対応

 MX KEYSは内蔵バッテリーがフル充電の状態から、最長約10日間の連続駆動を実現する。バッテリーの充電にUSB Type-Cケーブルが採用された。内蔵バッテリーの残量が10%以下にまで減ると、自動的にバックライトを消して、そこからさらに約500時間の連続使用を可能にするバッテリーセーブ機能が走り出す。

充電用の端子にはUSB Type-Cを採用する。

 キーボードの稼動ステータスは表側右上に配置したLEDライトの点灯により判別しやすくしている。MX KEYSも最大3台までのデバイスと同時にBLEで接続して、デバイス間を素速くスイッチしながら使える「Easy Switch」機能をCRAFTから引き継いだ。

 MX KEYSでは3つのデバイスのどのチャンネルがいまアクティブになっているかが一目でわかるように、ファンクションキーの右隣にスイッチキーを配置した。「CRAFTにも同様の機能を付けていたが、シンプルな数字の1、2、3だけの表記だった。MX KEYSではPCのアイコンを加えて直感的に判別しやすくしている」とヒルデブラン氏がブラッシュアップしたポイントを説いている。なおキーを長押しするとBluetoothのペアリングモードに入り、接続が確立するとLEDインジケーターが白色に常灯する。

 Logicool Optionsアプリケーションを使うと、LEDバックライトの点灯を制御する近接センサーの感度調節などが行える。また複数のPC間で作業をシームレスに切り替えられる独自の「FLOW」機能も内包する。アプリケーションにログインすると、ユーザーがあるPCとの組み合わせで設定したキーボードのカスタマイズ項目がクラウドに保存され、2台目以降のPCと接続した時にもすぐに呼び出して使える。

最大3台までのPCに同時接続ができるFLOWにMXシリーズの新しいキーボードとマウスがともに対応した。

グローバル版の設定ソフトの画面。FLOWもこちらから設定する。

接続されているPCの切り替えはキーボードから選択できる。

 今回ロジクールが発表したMXシリーズのキーボードとマウスは、洗練されたデザインと使い勝手に統一感を持たせることに腐心したと、ヒルデブラン氏が苦労を振り返った。外観はマットコートをかけてプロフェッショナル用のツールとして落ち着きと品のあるデザインに仕上げた。本体の充電には同じUSB-Cケーブルを使うため、オフィス内、あるいは旅先を移動しながらキーボードとマウスを持ち歩いて使う時に1本のケーブルを共用できるので相性が良い。

 プレスツアーで筆者も最新のMX KEYSのタッチ&トライを体験した。表面の滑らかな肌触りと、指先の疲れを軽減してくれる押下圧のバランス調整の出来栄えには、20年以上に渡って培われてきたLogitechのクラフツマンシップが惜しみなく注入されている。スイス・ローザンヌは同社のキーボードやマウスをはじめとするPCアクセサリーの開発拠点だ。Logitechのものづくりの最前線を取材した訪問レポートも別記事にまとめているので、ぜひ合わせてご覧いただきたい。

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