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個人向けにも売ってほしい!

液晶の裏にすっぽり!超小型デスクトップPC「Veriton VN4660G」がちょうど良すぎる

2019年09月06日 11時00分更新

サイズごとに微妙に異なるインターフェース

 さて、VN4660G-F58Q1に話を戻すと、前面にType-AとType-C両方のUSB 3.1 Gen.2端子を用意。さらにUSB 3.0端子も1ポート備え、USBへのアクセスのしやすさはかなり良い。また、これらのうちType-CのUSB 3.1 Gen.2端子とUSB 3.0端子は、電源オフ時における充電機能を有しているため、スマートフォンなどを充電する際に、いちいちPCを起動する必要がない点はありがたい。

VN4660G-F58Q1の前面。ヘッドフォン出力の横に見える穴のようなボタンは、OBR(One Button Recovery)と呼ばれるもので、ボタンを押すとシステムをデフォルト設定もしくは最後にバックアップした状態に戻すことができる。

VN4660G-N58D2(写真左)とVeriton VN4660G-F58U3(写真右)の前面。光学ドライブが搭載されている以外は、VN4660G-F58Q1とインターフェースの構成は変わらない。

 背面にはUSB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2を搭載し、周辺機器を接続してもUSBが足りなくなることはまずないだろう。また、ユニークなのはBIOSレベルでUSBポートを制御できるデバイスフィルター機能を搭載している点だ。同機能を利用すると、前面を含めたすべてのUSB端子に接続できるデバイスをキーボードとマウスだけに設定したり、読み込み専用に設定してデータの書き出しを制限したりすることができる。

 そのほか、ディスプレー出力はDisplayPortに加え、2基のHDMIを用意。それらすべてを使って最大3画面の同時出力ができ、マルチディスプレー環境を構築し、作業の効率化を図ることも可能だ。

VN4660G-F58Q1の背面。コンパクトサイズながらも必要なインターフェースは揃っている。

VN4660G-N58D2の背面(写真左)はVN4660G-F58Q1と同じ構成だが、Veriton VN4660G-F58U3の背面(写真右)にはビジネス用途らしくパラレルポートを搭載している点が目を引く。

 また、ネットワーク機能は1000BASE-T対応の有線LANのほか、IEEE802.11 a/b/g/n/acに準拠した無線LANを装備。そのため、電源だけ確保できればLANケーブルの取り回しを考慮する必要がなく、好きな場所に設置することが可能だ。

 また、同社の液晶ディスプレー「B277bmiprzx」や「B247Ybmiprzx」、「B227Qbmiprzx」を接続した場合のみ、ディスプレー側の電源ボタンを押すことで、PC本体の電源を連動させてオンにできるのが非常に便利だ。さらに、全モデルともUSBキーボードとマウスが付属しており、別途用意する必要がない点もビジネス用途では重宝するのではないだろうか。

付属のキーボードとマウス。キーボードは日本語109キータイプのもので、ボリューム調整機能が搭載されている。

 付属アプリケーションも紹介しておこう。Veriton VN4660Gシリーズでは、写真編集ソフトの「PhotoDirector for acer」や、動画編集ソフトの「PowerDirector for acer」がプリインストール。業務内容によっては必要ないかもしれないが、デジカメで撮った画像を編集してレポートや企画書を作成する際は、重宝するのではないだろうか。

 また、システム管理ソフトウェアとして「Acer ControlCenter」が用意されている。Wake-on-LANの設定やソフトウェアのインストール管理及び履歴確認、ストレージとインターネットの状態チェックなどが行なえる点は、ビジネス用途で複数台管理する場合にありがたい。

Acer ControlCenterではリモートデスクトップのオン/オフも簡単に切り替え可能だ。

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