シャープは、AIoTクラウドサービス「COCORO WASH」や「COCORO HOME」に対応する洗濯乾燥機「ES-PW」シリーズ3機種と全自動洗濯機「ES-GW11D」を9月19日に発売する。
価格はオープンで、市場想定価格はES-PW11Dが23万円前後(税別、以下同)、ES-PW10Dが22万円前後、ES-PW8Dが20万円前後、全自動洗濯機のES-GW11Dが15万円前後となる。
天気の通知や洗濯のアドバイスをする
「COCORO WASH」
COCORO WASHは、地域の天気に応じたオススメの洗濯情報をアドバイスしたり、洗剤の適切な使用量をアドバイスしてくれるサービス。
洗濯機の電源を入れると、洗濯機がその日の天気を音声で知らせてくれる。「おはよう。今日の天気は晴れ」など天気はスマホでも確認できるが、洗濯機でいざ洗濯するときにその日の天気を教えてくれるので、わざわざスマホを取り出す必要がない。
天気情報に加えて便利なのが、季節に適した洗濯方法などを提案してくれること。洗濯機が「今日は花粉が多いみたい。乾燥機能がオススメです」などと、教えてくれる。花粉は乾いた衣類より湿った衣類に多く付くといわれており、アレルギー症状にも繋がる。つまり新モデルであれば、花粉が多い日には外干しをして失敗するのを防げる。
ちなみに話す音量は本体に3段階から用意されており、状況に応じて音量を変更できる。音量2では約50dbほどだ。
COCORO WASHは、元々ドラム型の洗濯乾燥機「ES-W111-SL」で対応していた機能だが、縦型洗濯乾燥機の新モデルにも対応する。
冷蔵庫が洗濯機の運転終了を知らせる「COCORO HOME」
シャープの調査によると、洗濯機は常時人がいないサニタリー空間に設置することが多く、洗濯機と冷蔵庫がほぼ同じ時間帯に使われているという。
そこでシャープは冷蔵庫と洗濯機を連携させることで双方の製品の付加価値を向上できると考えたのだ。例えばキッチンで料理をしている最中に冷蔵庫のドアを開けると、洗濯の終了を知らせてくれる。仮に冷蔵庫のドアが閉まっている状態でも、聞いてキーが点滅し、その部分をタッチすると音声で知らせてくれる。
こちらも便利で興味深い機能だが、むしろ冷蔵庫と洗濯機の連携は手狭な家に住む人よりも、居住空間が広く、かつ忙しい人に向いた機能だと感じた。
なお、COCORO WASHとCOCORO HOMEの一部機能はスマホアプリから冷蔵庫や洗濯機本体を無線LANに接続する必要がある。
シャープは今後、アプリをアップデートしていくことで連携機能を強化する考えを示しており、説明会場の担当者は洗濯機本体を長期間使っても便利な機能であることを十分に実感してもらえるよう、徐々に環境を整えていく考え。
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