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AIoTでスマホや冷蔵庫と連携するシャープの洗濯機

2019年08月28日 18時00分更新

スタイリッシュでオシャレなデザインが特徴的なPWシリーズ

 PWシリーズの本体天面には、継ぎ目のないフラットな蓋に、スタイリッシュで手入れがしやすいガラストップデザインを採用。洗濯機内部は内蓋がなく広めの投入口を採用した独自構造となっており、洗濯物の出し入れがしやすそうだ。

投入口は広め

 操作部には、必要なキーと表示だけが光って、様々な情報をわかりやすく知らせてくれる光るタッチナビを搭載している。こちらも実機に触れてみたが、スマホやガジェットなどハイテク好きには刺さりそうだ。

PWシリーズの操作部

 一方でボタンではなくタッチなので、しっかり押し込むボタン好きの人にとっては抵抗がありそうだ。従来機のようなボタン操作を求めるのなら、乾燥機能は省かれるが全自動洗濯機「ES-GW11D」がいいだろう。

ES-GW11Dはボタン操作が可能(写真右)

プラズマクラスター搭載で衣類を消臭・除菌し、槽内のカビ菌も抑制する

 頻繁に洗えない制服やブーツなど、量が多いとついついクリーニング店に頼りがちだが、PWシリーズでは洗濯槽内にハンガーをかける部分が設けられており、蓋を閉めて槽内にプラズマクラスターイオンを充満させることで消臭、除菌できる。

PWシリーズは洗濯槽内にハンガーをかけることが可能

 さらに、洗濯槽に送風しながらプラズマクラスターイオンを放出し、カビ菌の繁殖を抑制する。PWシリーズにはクリップ付きのハンガー2本が付属する。

PWシリーズには超音波ウォッシャーが付属

 付属品といえば、PWシリーズにはもう1つ欠かせないものがある。それは洗濯機本体と着脱可能な超音波ウォッシャーを搭載している点だ。毎秒約3万8000回もの超音波振動を発生させ、手洗いでは落ちにくいワイシャツの襟や袖の皮脂汚れや食べこぼし、化粧品などの部分汚れを洗い上げることが可能。

超音波ウォッシャー

ワイシャツについた部分汚れも超音波ウォッシャーで洗い上げることが可能

 PWシリーズの蓋の奥側(壁側)に超音波ウォッシャーを設置する部分が設けられており、カチッと音がなるまで装着すると充電が開始される。満充電できるまでの時間が数時間、3分で1度は電源がオフに切り替わる。1回の充電で30分ほど使うことができる。紛失したり破損した場合は洗濯機本体の一部を修理するという扱いになる。

超音波ウォッシャーの端をカチッと押すと洗濯機から取り外せる

穴なし槽は節水性に優れ
黒カビの侵入を防ぐ

 シャープの洗濯機といえば、独自の「穴なし槽」が特徴だ。洗濯槽の外槽に水を溜めない構造で、無駄な水を省き、節水性に優れている。1回あたり約36リットルもの節水効果が見込めるという。洗濯槽の外側についた黒カビなどの汚れが洗濯槽内に侵入するのを防ぐほか、渦巻状に巻き上がった水流にすることで揉洗いを可能とする。

穴あり槽を約3年使うと写真のように汚くなるという

穴なし槽では穴あり槽と比べて綺麗な状態を保てる

 穴なし槽は、シャープが1992年から同社製品(一部を除く)で採用してきたが、新モデル(ES-PWシリーズとES-GW11D)ではこれに加えてダイヤモンドカットの穴なし槽を採用している。ダイヤモンドカットを施すことで、少ない水でも前述の揉洗いとこすり洗い、ダブルで洗浄効果を発揮する。

ダイヤモンドカットの穴なし槽が生み出す水流

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筆者紹介:金子 麟太郎

 14歳の頃から、パソコンやタブレットで作曲する。CD制作にも取り組むうちに、機械にも興味を持ち、2016年(20歳)からITに関連する企業を取材し、記事を執筆する活動を始める。


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