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名物「天然塩ラーメン」のスープがすごかった:

キンレイとコラボ 関西人気ラーメン店「塩元帥」を味わう

2019年08月30日 10時00分更新

塩元帥のこだわりを知ることで
キンレイの実力も見えた

西中島にかぎらず、塩元帥の厨房は広め。調理をする側にゆとりがないとよい味が生み出せない、というこだわりなのだとか。スタッフ同士がぶつかるようなミスも減ります

 店長の太原さん曰く、おいしいラーメンを作るにあたって気をつけていることは、「味を変えない」ことだそう。しかし、言うは易く行うは難し。レシピ通りに作ればOKかと思えば、さにあらず。たとえば豚骨や鶏ガラは季節によって脂のノリが違うのだそうで、どれぐらい煮込むか、アクをとるタイミングはいつか……などは、けっして一定ではないのだとか。素材を見極めるスタッフの腕が問われます。

こだわりの天然素材がずらりと並んでいました

 とくにスープの管理には気を配っており、味を変えないのみならず、「切らさない」ことにも注意しているそう。ラーメン店においては「スープがなくなったら終了」というところもありますが、塩元帥では、それは厳禁。営業中もスープを作り、閉店までしっかり提供することを心がけているそうです。

店舗で製麺するため、もちろん製麺室もあります

塩元帥専用の粉。打ち上がった麺も、ラーメンなら1日寝かせる、つけ麺はあえて寝かせない……など、メニューごとに作り方にはこだわりがあるそうです

 西中島塩元帥には製麺室もありました。気温や湿度が変われば、当然、粉にも影響が出ます。自家製麺だからこそ、細心の注意を払っていると太原さんは語っていました。たとえばラーメンなら、製麺後に1日寝かせた麺を使う。つけ麺なら、製麺直後すぐの麺を使う……といった具合。このような配慮ができるのも、各店舗で製麺が可能な塩元帥ならではの強みです。

もちろんチャーシューも店舗で作ります

 塩元帥の客層は、時間帯や季節によって異なりますが、家族連れのお客さんの比率が多いのだとか。筆者が訪れた8月は夏休み時期でもあるため、とくに多いとのことでした。多数のお客さんが来店しようとも、スープを切らさず、開店から閉店まで同じ味を供給し続ける。当たり前のようですが、これを続けていくことは並大抵ではないでしょう。ラーメンのおいしさと同じくらい、こだわっているポイントなのかもしれませんね。

ラーメンはもちろん、化学調味料の不使用にこだわった焼き飯や餃子などのサイドメニューもぜひ食べてほしい! とのことでした

 ちなみに太原さんも、キンレイ「お水がいらない 塩元帥 塩ラーメン」を実食済み。「おっ、普通においしいな、と思いました。焦がし玉ねぎやゆずの香りなども、店舗のものに近かったです」と語ってくれました。

 今回、塩元帥のラーメンを実際に食べてみて、キンレイの商品が目指したところも見えてきた気がします。冷凍食品で店頭と同じものをそのまま再現するのは、さすがにむずかしい。そこで、さまざまなダシによる奥深いスープ、つるっとした食感の麺、トッピングによる香りのアクセントなど、できる範囲でツボをおさえた、同じ路線のラーメンを目指したのでしょう。

塩元帥、関東にも出店しないかな……

 塩元帥によく訪れるというラーメン好きの人は、冷凍食品だとあなどらず、キンレイのラーメンをチェックしてみてはいかがでしょうか。逆に、キンレイのラーメンにうなった人は、ぜひお近くの塩元帥へ足を運んでみてくださいね。

ごちそうさまでした


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。

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