アップルが、MR(Mixed Reality)ヘッドセットに関連する新たな特許を米国特許商標庁に出願していたことが判明した。出願書類によれば、同MRヘッドセットには視線追跡(アイトラッキング)や表情認識が実装されるとのこと。
今回出願が判明した特許の正式名称は「Display System Having Sensors(センサー類を搭載したディスプレーシステム)」。出願書類に記載されたMRヘッドセットは、本体に内蔵されたカメラによって周囲を認識し、その映像をディスプレーに投影するタイプのもの。こうしたビデオシースルーの仕組みは、VarjoのXR-1などで採用されている。
特許の出願書類では、詳細は不明ながら、アップルのMRデバイスは複数のセンサーで表情認識を実現する旨が記載されている。MRヘッドセットにはアイトラッキング用のセンサーのほか、ユーザーの眉やアゴの動きを検出するセンサーが含まれており、これらが複合的に機能することでユーザーの顔認識を実現する。その他、ジェスチャートラッキングの実装も検討されているとのこと。
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