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天ぷら110円! 富士そば一人飲みは良コスパ

2019年07月12日 19時15分更新

「富士そば」で飲んできました。ひとりでのサク飲みにも〇。

 ごきげんよう。アスキーの酒好き記者ナベコです。全国的に天気の不調が続きますが、ウツウツした梅雨気分を吹き飛ばすためにも気持ちよくお酒を飲みたい!

 せんべろ。それは現代社会の癒し。1000円程度の予算で飲める店のことや、1000円程度の低予算で飲みに行く行為を言います。

 この連載では、チェーン店を中心に1000円程度の予算でちょい飲みできる店をレビュー。居酒屋、ファストフードといったジャンルは特に定めていないので、オススメがあったらぜひ教えてくださいね!

 今回は「名代 富士そば」で飲んできましたよ!

(行ったお店)
「名代 富士そば」
・ジャンル:そば店
https://fujisoba.co.jp/

※取材した店舗をもとに記事を作っています。同じチェーン店でも店舗ごとによってメニューの内容や価格、環境が異なる可能性もありますのでご了承ください。

「富士そば」で飲んだことありますか?

一部の「富士酒場」対象店舗では生ビールやおつまみメニューなどを用意しています。15時~など、時間帯限定。

 都内を中心に出店するそば店「名代 富士そば」は、一部店舗で生ビールやおつまみメニューを提供する「富士酒場」を実施しています。

 富士そばは、かけそば300円~程度のリーズナブルな食事処。茹でたての生そばを売りにしています。立ち食いが原型ですが、最近は座席付きの店舗がほとんどで、立地によってはゆったりとしたテーブル席を配置した店舗もあるため、女性客も増えてきているとか。

 そんな富士そばは、ちょい飲みにも便利ですよ。今回は、富士そばの高円寺店で飲んできました! 富士そばは店舗によってはちょい飲みメニューの提供の有無が異なり、価格設定が異なる場合もありますので、ご了承くださいませ。

(頼んだのはコレ!)

・「生ビール(ザ・プレミアム・モルツ)」400円
・「天ぷら(かき揚げ)」110円
・「板わさ」200円

 合計710円。富士そばでサク飲み(サクッとお酒をのむこと)です。ヒパヒパ~!

かき揚げにおつゆを入れた「天抜き」が楽しめる

 おそば屋さんでお酒を飲むと、なんだか昔の文豪みたい。ビールで喉を湿らせば筆が進みますよ~っと(何を言っているんだか)。

 生ビールは400円。銘柄はザ・プレミアム・モルツでした。

 実は、高円寺店は富士酒場をスタートした一号店。2015年のスタート当初は200円台という激安価格で生ビールを提供していました。値上がりは惜しまれますが(400円でも高いわけではないですけどね)、富士酒場が定着したため、適正価格になったとも考えられます。

富士酒場のビールが激安の時もありましたが、今は生400円と標準的でした。

 ジョッキはキンキンに冷えていました。富士そばと書かれたオリジナルジョッキに親しみが沸いてきました。

 さて「グビグビーー!」っと。プレモル、とてもおいしかったです。単価が安い店舗だと、たまにビールが雑味っぽい場合もありますが、今回はパーフェクト。キメ細かいプレモルの旨みが生きていました。


 おつまみは「天ぷら(かき揚げ)」単品と「板わさ」。ビールと一緒にかき揚げを券売機で買ったので、店員さんのほうから「おつゆを入れますか?」と聞いてくれました。もちろん「お願いします」と。

かき揚げにおつゆをかけてくれました。ちくわ天など他の揚げ物も、お願いすれば「抜き」にしてくれますよ。

 やった、天抜きだ!

 かき揚げなど、そばのトッピングにおつゆをかけたもの、つまり“そば抜き”でトッピングを楽しむ食べ方を「抜き」と言います。江戸時代のころから、そば屋さんでツウのお客さんが裏メニュー的に頼んでいたとか。実際に老舗のそば屋さんに行ってメニューには書かれていない「抜き」を頼むのは緊張してしまいますが、富士そばでは気軽に味わえます。

七味をたっぷりかけていただきました。これぞ、そば飲み!

 サクッと揚がったかき揚げに、だしの旨みがたっぷりのおつゆが染みて、なごむ味わい。七味もたっぷり振りかけましたよ。衣のシミシミ、やわやわ食感が、そばの上にのせたかき揚げ同様に、ちょっとジャンクでステキ。あ~、落ち着くなあ。ビールの良いおつまみです。

 ちなみに、富士そばのおつゆは、「防腐剤を使わないこと」「店舗でのだしとり」にこだわっているそうです。なるほど、濃い味付けですが、悪い後味は残りません。

 板わさは、弾力があってもっちり、しこしこした食感。厚切りのかまぼこをわさび醤油で食べるだけなのに、なんでこんなにしっくりくるのでしょう。そば屋さんらしい一品です。

サクッと飲んで、頭が冴えてきました! 最高にハッピーな瞬間!

 高円寺店には他にも「フライドポテト」(200円)などがあって、ちょい飲み、サク飲みメニューに不足はしません。激安とは言えませんが、軽く一人飲みしたい時には居心地が良く、満足できました。店内に流れる演歌も、ちょっとしみて……! 富士そばは心の避難所なのかもしれません。

店舗によってメニューが異なるのも奥深い!

 「富士酒場」とポスターが貼ってあっても、値段やおつまみの種類が異なることも。違う「富士酒場」実施店では生ビールは390円でした。10円安いですが、ビールの銘柄はプレモルではなくモルツ。なお、こちらの店舗では、おつまみメニューとして「からあげ」もありました。3個入って150円。

店舗ごとに価格やメニューの内容が異なることも。違う店舗では、生ビール390円でした。

おつまみとして「からあげ」がある店舗もありましたよ。かき揚げほど出ないためか、ストックしておらず、頼んでからあげてくれたので、アツアツでおいしかったです。

 また、「富士酒場」とはうたっていなくても缶ビールを販売している店舗は多いです。とある店舗では缶ビールが380円でした。「おひたし」(100円)などをつまみに、軽く飲めますよ。

 アルコールメニューだけではなく全般を通して、富士そばは店舗の限定メニューがあったり、お店ごとに個性があるのも魅力のひとつ。どの富士そばが自分なりのちょい飲みにぴったりか、飲み比べてみるのも発見があっておもしろいかもしれません。

缶ビール飲みというのもアリ(やや割高に感じますが)。店ごとの個性も富士そばのおもしろみです。



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ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!

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