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約92万円って車が買えちゃう! ASUSの「ROG Mothership GZ700GX」を吟味

2019年06月15日 10時00分更新

ASUSの新製品は全部で18モデル
その中から最上位機種を紹介

 ASUS JAPANはゲーミングPCブランドの「ROGシリーズ」から、日本市場向けに11機種(18モデル)を発表しました。

 ROGブランドは今年で10周年という節目でもあり、ASUSもいつもに増して気合いが入っています。今回はそんな数多くの製品群の中でも最強な「ROG Mothership GZ700GX」をピックアップして紹介します。

ROG Mothership GZ700GX

 ASUSは2 in 1スタイルで使える最上位機種と説明しますが、そのお値段はなんと92万5800円と驚きの価格です。着脱式のキーボードを採用し、モニターとしても使える点がハードウェアとして目に留まりました。

キーボードが外せる

 キーボードは本体から着脱できる上、折りたためます。本体とキーボードはマグネットを内臓しており、簡単に着脱できました。着脱式にした理由としては、プロゲーマーの中には「ディスプレーよりも左の位置にキーボードを置いてプレーしたい」という要望も多く、セッティングにおけるカスタマイズ性も重視したと説明します。

 まるでSurfaceのような仕組みと言えますが、その見た目とは裏腹に、スペックがかなり高いことも注目ポイントです。

ディスプレーは4Kに対応
CPUはCorei9-9980HKを搭載

 ディスプレーは液晶パネルで解像度は4K(3840×2160ドット)、NVIDIAのG-SYNCにも対応しています。CPUはクロック数が5GHzで動作する8コア16スレッドのインテル「Corei9-9980HKプロセッサー」を採用し、GPUは「NVIDIA GeForce RTX 2080」、メモリーは64GB、ストレージ(SSD)は1.5TB(NVMe SSD 512GB×3をRAID 0で構成)となります。

このスペックゆえに電源ケーブルはなんと2本も必要

 本体には4つのスピーカーやバッテリーも内臓しており、冷却システムも最強のこだわりを見せます。

本体側面は角ばっている

 8本のヒートパイプに、放熱面積を広くするため、従来の半分の薄さを実現した0.1mmの放熱フィン、一般的な5V動作よりも協力な12Vのファンなどを搭載。

側面には放熱穴がある

 もっとも工夫したのはディスプレーの背面に、放熱のための穴を設けたことです。一方で、内部への埃の混入を防ぐため、埃を排出するダストホールを備えています。

背面には放熱をするための穴がたくさんある

キーボードにこだわりアリ!

 ASUSによるとキーボードにもこだわりがあるそうです。

ROG Mothership GZ700GXのキーボード

 キーボードはパンタグラフキーを採用し、押した瞬間に反応するように工夫したとのこと。加えて、スペースキーは凸凹にして、親指を置いた時に指の腹に当たる面積を広くしています。

ROG Mothership GZ700GXのキーボードは押しやす

スペースキーは親指で押しやすい

 この他、すべてのキーを同時に押しても全キーを認識できる、ゲーム用のNキーロールオーバーに対応している点や、キーボードに搭載されているLEDの光り方や色を専用ソフトでカスタマイズできることが特徴です。

キーボードは光る

LEDの光り方や色を専用ソフトでカスタマイズできる

ちなみに本体とキーボードの裏にもLEDライトを搭載している

 こうした随所に見られる工夫、そして前述のスペックも含めると、まさに世界最強と言えるでしょう。ちなみに本体はカスタムメイドで、職人さんが手作業で組み立てるため、組み立てに20時間以上も要するそうです。

 ROG Mothership GZ700GXの発売は2019年秋を予定しています。世界最強のPCが欲しい方はぜひチェックしてみてください。


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