4月27日と28日の2日間、東京・中野サンプラザで開催された「春のヘッドフォン祭 2019」。アユートブースでは、今回も代理店契約している各ブランドの新製品がズラリと並んでいた。人気はやはり、発表直後の新ハイレゾプレーヤー「KANN CUBE」だが、取り扱いブランドの増加に伴い、参考展示なども多数。順番に紹介していこう。
KANN CUBEは、でかい、すごいに加え、意外と軽いという声も
ハイレゾプレーヤーとしては相当に大きな筐体と、高出力のアンプ搭載で一躍注目の的となったKANN CUBE。実際に目にすると、やはり大きい。その駆動力やスペックに来場者も興味津々という感じだった。
大きいぶん、もちろん重量も増すのだが、比重と言う点ではSP1000などよりも低く感じるのが持ってみると意外に軽いかも……という声も。ESS DACデュアルの搭載や、プレーヤーとアンプを積まなくても済む高出力などといった特徴が受け、来場者の声もおおむね好評という感じだった。
人気のフェンダーのイヤモニに買いやすい中堅機種
フェンダー「Pro IEM」シリーズは、従来5モデルあったが、3万円台の「NINE 1」(9mmダイナミック+BA1基)と10万円強の「TEN 3」(10mmダイナミック+BA3基)の間の価格差が大きかった。そこで、その間を埋めるモデルとして、「NINE 2」(9mmダイナミック+2BA)と「TEN 2」(10㎜ダイナミック+2BA)の2モデルを投入する。
Pro IEMシリーズは、基本ハイブリッド構成で、英字の部分がダイナミック型ドライバーの直径、後ろの数字がBA型ドライバ―の数となっている。
時期や価格などは現状未定だが、それほど遠くないとのこと。NINE 2は1色、TEN 2は2色展開となる。SP1000M Goldと組み合わせて、実際に聴いてみたが、NINE 2は低域がやや強めだがおおむねフラット傾向、TEN 2は低域が太くなり、よりウォームな傾向だった。価格にもよると、NINE 2は高域もよく伸びてリスニングに適したウェルバランスで期待できそうだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります