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FiiOの新プレーヤー「M11」、バランス駆動は2.5mmと4.4mmのどちらにも対応

2019年04月27日 11時00分更新

ブランド初のワイヤレス版ハイレゾロゴ取得機

 M11の機能は極めて多彩だ。旭化成エレクトロニクス(AKM)製DACでは、上位から2番目の2ch DAC「AKM4493EQ」をデュアルモノで採用。X5との比較で、約半分の低ノイズ化と1dBの低ひずみ化を果たした。

 ヘッドホンアンプは、新開発のフルバランス回路となり、OPA1642をチューニングして使用するローパスフィルター回路、改良した電源回路、抵抗・コンデンサーなどの主要電子部品のアップグレードを実施した。オペアンプには、カスタム仕様のOPA926を採用している。3.5mm端子を使ったアンバランス駆動に加えて、2.5mmと4.4mm端子のバランス駆動にも対応するのも特徴的。市場にある製品に広範に対応できる点に加え、端子や接続方法の違いによる音の違いなども楽しめる機種になっている。

 SoCはサムスン製のExynos 7872を搭載。性能的にはSnapdragon 625程度で、Android搭載プレーヤーとしては高い性能を持つ。Bluetoothチップもサムスン製だ。

 ハイレゾワイヤレスロゴを取得済みで、aptX、aptX HD、LDAC、HWA(LHDC)など様々な高音質コーデックに対応できる点も特徴だ。これらはM11からイヤホン/ヘッドホンに接続する際の仕様だが、スマホなど別のBluetooth対応機器の音を聴くことも可能で、その場合は、標準のSBCコーデックが利用できる。また、LDACコーデックを受けられるようにする計画もあるようだ。また、FiiO Linkの機能を利用することで、Bluetooth接続した、AndroidスマホからM11をリモート操作できる。またiOS版アプリの提供も予定している。

 画面サイズは5.15インチ(アスペクト比18:9)で、解像度は1440×720ドット(312ppi)。10点タッチにも対応。画面の占有率は86%と狭ベゼルの機種となっている。

 Wi-Fiは5GHz帯にも対応。AirPlayやDLNAにも対応しており、iPhoneで再生中の音をM11で聴いたり、NASに保存したハイレゾファイルをWi-Fi経由で再生できる。また、同じネットワークにあるパソコンからFiiOプレーヤーのストレージを見られる「Wi-Fiトランスファー」機能を使えば、有線接続をせずにパソコンからM11に音源をコピーできる。

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