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世界20都市で開催のコンテスト覇者が集結 NTTデータ豊洲の港から「Open Innovation Contest 9.0」グランドフィナーレ開催

ドローンをネット操作できるインドベンチャーのIoD

2019年05月28日 06時00分更新

本戦の選考に外れた10企業も熱いプレゼンを繰り広げた

 プレイオフの10企業は以下の通り。本戦に出てきて賞を取ってもおかしくない企業ばかりで、プレゼンも見応えがあった。

 最初は、残念ながら本戦出場ならずとなった東京代表から。スマホアプリに組み込んで、従来にないシームレスで自然な本人確認を実現できる「AnchorZ」が紹介された。顔認証を始め様々な方式で本人を確認し、違う人だと判別すればアプリをロックできる。認証の概念が変わりそうな、大きな将来性を感じるプロダクトだ。

AnchorZ

株式会社AnchorZ代表の徳山真旭氏

■ホーチミン代表のLucep
 競争原理で営業を活性化させるなど、営業パフォーマンスを向上させるデジタルセールスソリューション

■トロント代表のPantonium On-Demand Transit
 公共交通機関の運行効率を向上させるオンデマンドトランスポーテーション

■ケープタウン代表のNumberBoost
 カメラビジョンとAIを使って、店舗で適切なスタッフ対応を行なうソリューション

■ロンドン代表のGeoSpock
 大量の時間/空間データをリアルタイムに可視化し、分析・予測を可能にするソリューション

■エスポー(フィンランド)代表のApplicado
 出産、育児ケア先進国フィンランドが誇る、妊娠から育児までの情報提供サービス「ネウボラ」のデジタル化

■リマ(ペルー)代表のTasaTop
 金融商品のオークションや販売仲介等を行なう消費者向け金融商品マーケットプレイス

■サンチアゴ(チリ)代表のGlobal Shopex
 関税処理、国際配送の最適化を実現する220ヵ国対応の越境ECプラットフォーム

■メキシコ代表のExpediente Azul
 KYCで必要な書類のとりまとめを自動化し、ローン業務スピードアップと顧客離脱を防止

■バルセロナ代表のTravelPerk
 世界初手数料完全無料のオールインワンビジネス旅行予約プラットフォーム

最優秀賞はFlytBase、オーディエンス賞はInnoviz Technologies

 全20社のプレゼンが終了し、いよいよ結果発表。SDGs賞を獲得したのはTNH Health、審査員特別賞を獲得したのはIotiumとなった。オーディエンス賞のみ、本戦出場10社だけでなく、プレイオフの10社も対象とした投票になっているのだが、獲得したのは本戦出場したInnoviz Technologiesだった。

 そして栄えある最優秀賞を獲得し、グランドチャンピオンに輝いたのは、ドローンをつなぐクラウドプラットフォームのFlytBaseとなった。

最優秀賞を獲得したFlytBase

 昨年10月に残間氏に取材(「3ヵ月で14ヵ国を飛び回りイノベーション発掘、NTTデータのすごすぎるコンテスト」参照)し、楽しみにしていたOpen Innovation Contest 9.0のグランドフィナーレだが、すごい盛り上がりで楽しかった。また、普段取材している国内のオープンイノベーションイベントとは空気感が全く異なり、ちょっと身が引き締まる感じがした。

 このコンテストは受賞して終わりではなく、今後の協業も重視している。近いうちに、今回プレゼンした企業の名前を日本のニュースで見かけることを期待したい。

最後に、参加者全員で撮影

 帰りがけにちょっと面白い経験をした。取材が終わって帰ろうとしたのだが、懇親会へ向かう人もエレベータに乗り合わせた。階数表示をぼーっと見ている筆者にその女性がいきなり話しかけてきて、関係者か? と聞いてきたのだ。

 取材で来たと答えると、名刺を出してプレゼンが始まった。台湾の如荼科技股份有限公司がリリースしている「LUDO」というサービスだ。運動のオンラインコーチングサービスで、AIを利用し、効率的に上達するメソッドを提供しているという。きっちり、1階に到着するとプレゼンが終了。エレベーターに乗る短時間にプレゼンしてビジネスチャンスをゲットすることを「エレベーターピッチ」というが、筆者も初めて目にした。この熱量は、さすが海外スタートアップだな、と感じた。

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