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世界20都市で開催のコンテスト覇者が集結 NTTデータ豊洲の港から「Open Innovation Contest 9.0」グランドフィナーレ開催

ドローンをネット操作できるインドベンチャーのIoD

2019年05月28日 06時00分更新

本戦出場10企業はどこもある程度の結果を出している実力派揃い

レジなし店舗ソリューションを開発
上海の云拿科技/Cloudpick

 トップバッターは、上海の優勝者である云拿科技/Cloudpick。今海外で注目を集めている、レジなし店舗ソリューションを開発している。高いセンサー技術と機械学習を活用し、人を特定する。マスクをしていても認識できるのが強み。2017年に設立されたばかりのスタートアップだが、すでに中国で20店舗を展開しており、実績も積んでいる。

 投資回収の期間は、レジスタッフのコストがなくなれば半年くらいだという。ライバル企業も多いが、Cloudpickの売りは導入までのスピード。1~2週間でデプロイできるのが強みだ。

云拿科技/CloudpickのYuewei Li氏

同社の強み。リアルタイムに商品と人物を認識し、グループショッピングにも対応する

自動運転技術で重要な役割を果たすLiDAR機器を開発
テルアビブのInnoviz Technologiesk

 2番手は、テルアビブのInnoviz Technologies。自動運転技術で重要な役割を果たすLiDAR(Light Detection and Ranging)機器を開発している。独自のチップで、高性能。長距離対応、高解像度、高フレームレート、コンパクトで車載グレードに対応する。しかも、大量生産性があり低価格であるというメリットを持つ。

 LiDARが普及すれば年間130万人が犠牲になっている交通事故を減少させることができるという。すでに、BMWへの採用が決まっており、生産ラインを持つ予定。

左がInnoviz TechnologiesのChief Business Officerを務めるOren Rosenzerig氏。質疑応答に登壇した。右が日本語でプレゼンしたCountry ManagerのAndrew Klaus氏

手ごろな価格のコンパクトサイズボディーに従来にない高機能を詰め込んだ

ドローン向けのエンタプライズプラットフォームを開発
インドのFlytBase

 3番手はインドのプネーから、FlytBaseが登壇。FlytBaseはIoD(Internet of Drones)、つまりはドローン向けのエンタプライズプラットフォームだという。あらゆるドローンをインターネット経由で接続し、操作できるようになる。

 たとえば、PCにはWindowsが入っていて、その上でアプリが動作するが、FlytBaseはそのOSの部分に位置するプロダクトとなる。さまざまなタイプのドローンを配送に使ってもよし、監視に使ってもよし、地図作成に使ってもいい。

FlytBaseのNitin Gupta氏

FlytBaseは、ソフトウェアプラットフォームとして動作する

地方自治体や企業がオープンデータを共有するプラットフォームサービスを提供
パリのOpenDataSoft

 4番手は、パリからOpenDataSoft。地方自治体や企業がオープンデータを共有するプラットフォームサービスで、2012年に創業した。それぞれの組織は、他の組織の情報を求めているが、手に入りにくい状況にある。それをビッグデータ分析が得意なOpenDataSoftがデータハブとなることで、様々な課題を解決する。オープンイノベーションには、データをAPIでつなぐことが重要だという。

ファウンダーかつCEOのJean-marc Lazard氏

OpenDataSoftはデータハブとして、ポータル化や可視化の実現を支援する

低遅延で通信できるIoTセキュリティソリューションを提供
マドリッドのEnigmedia

 5番目は、マドリッドからEnigmedia。軽量暗号化アルゴリズムを採用し、低遅延で通信できるIoTセキュリティソリューションを提供している。ここ数年で製造業や輸送、公益事業などで使われているレガシーなデバイスへのサイバー攻撃が増加しており、大きな損失が発生している。ここへ安全な産業用のネットワークを構築するプロダクトだ。通信時の遅延は1ミリ秒未満で、ほぼ既存のプロセスに影響を与えないのも特徴。

EnigmediaのGerard Vidal氏

レガシーな機器への攻撃が増加している

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