アッサリつながって拍子抜け
今回は車両にホンダのS660を使用。現行のiPadやiPhone8に専用アプリをインストールし使ってみたところ、あまりにアッサリ動作して拍子抜けするほど。ですがアイドリングストップの度に通信が途絶。アプリ側からエンジンが始動してから再接続をする必要があります。これはODB2ポートがデータを送らないためではないかと思います。常に表示したいという方はアイドリングストップを使わないか、専用メーターを購入した方がいいでしょう。
Defi Meter ABを使い走行すると、水温が一般道で95度近く、高速道路では100度に達していることがわかりました。教習所では「水温は85度あたりがイイ」と教わった筆者としては心配になります。
ですが、有識者の方にお話を伺ったところ、最近のエンジンは燃費向上と排気ガス浄化のため、燃焼室の温度を高く設定し、ガソリンを完全燃焼させるという設計。そのため水温を高く設定しているのです。このため油温も高めになります。言い換えると昔に比べてエンジンにとっては厳しい状況におかれているので、水温だけでも普段からちゃんとチェックした方がいいかと思います。
エンジンや使っている油脂類により違いはありますが、水温は105度を超えたら要注意とのこと。冷却液の劣化やホースのつまり、ラジエーター前のファンの故障を疑ったほうがいいようです。
クルマの血液、と言われているエンジンオイルは135度が上限値で、油圧は3000回転で300kPaあたりがひとつの目安。4000回転で200kPaだった時はトラブルの前兆と思ったほうがよいようです。油圧は回転数と比例関係にあるほか、油温が上がると油圧は下がる傾向があります。新油の時、十分に水温と油温が温まった状態で、各回転数でどの位の値なのかを見ておけば、油圧がいつもより低い=油が劣化している、というのがわかると思います。
スマホやタブレットで表示しますから、スクリーンショットをメモ代わりに使いましょう。
ホコリだらけの9年モノ「iPod touch」でも動作!
さて本題です。筆者の場合、運転時スマホをナビとして使っています。つまりメーター機能を使うとナビが使えないという状況になります。当然それは困るわけで、別途ガジェットを用意する必要が出てきました。もちろんiPadもいいのですが流石に大きすぎます……。
何かないかと部屋を探したところ、タンスの隙間から9年前に購入したiPod touch (第4世代) を発見! Retinaディスプレー初搭載のこのモデル、画面の綺麗さに衝撃を覚えたなぁとシミジミしつつ、今のスマホに慣れた身には3.5型のディスプレーはとても新鮮。フリックでロック解除、大型の長方形コネクター(Dockコネクター)、すべてが懐かしすぎます。
普通に使おうとすると、ブラウジングすら重くてイライラするこのiPod touch、にDefi Meter ABをインストールして動くか試してみました。iOSのバージョンは6.1.6。今のApp Storeは2ファクタ認証のため、対応していない6.1.6にアプリを入れるのは当初難儀しましたが、パスワードの後に続けて認証の6ケタ数字を入れることで解決。
インストールが完了したら、あとはサクッと動きます。表示が遅れるとか、動作が重いということは皆無です。ちなみにDefi Meter ABはiOS6以降に対応しているようなのでiPhone 3GSでも動作可能。Androidも2.2以降と、結構古いモデルから使えるようです。
専用メーターの方が直読性などの面で有利なのは言うまでもありませんが、置き場所やインストール工賃を考えると結構思い切りが必要です。まずは部屋で眠っているガジェットで愛車を観察してみてはいかがでしょうか。改めて気づきがあって面白いですよ。
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