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憧れの名車・珍車がズラリ! オートモビル カウンシル2019に行った!

2019年04月10日 15時00分更新

世界のオープンカーに影響を与えた
マツダ「ロードスター クラブレーサー」

 1989年の初代ロードスターが誕生した際に発売されたサーキットエディション。北米マツダによってデザインされた大型スポイラーや、透明なヘッドライトカバーが目を惹く1台。足回りはビルシュタイン製のショックが奢られた。そしてこのクラブレーサーの意匠が、今年30周年記念として発売予定の記念車にインスパイアされている。

実際に走行できるテスト車両
マツダ「ロードスター プロトタイプモデル」

 初代ロードスターの開発が始まった時に制作された、走行可能なプロトタイプモデル。制作はイギリスの自動車エンジニアリング会社である「インターナショナル・オートモーティブ・デザイン」に依頼。4代目ファミリアのパワートレイン、初代RX-7の足回りなどを当時のマツダ車から流用し、北米デザインスタジオのデザイナー/モデラーがボディーワークを現場で監修し、1985年9月に完成した。カルフォルニア州サンタバーバラで市街地走行も行なわれた。

夢を現実にしたロータリーエンジン
マツダ「コスモスポーツ」

 1967年に世界初の実用・量産ロータリーエンジン搭載車として発売。2シーターのクーペモデルで、車重は940kgと軽量。最大出力110PS/7000rpm、最大トルク13.3kgf・m/3500rpmを発揮する10A型ロータリーエンジン(491cc ×2)をフロントに搭載し、4速MT(前期)/5速MT(後期)によってリア駆動する。特筆すべきは1165mmという全高で、マツダのデザイナー小林平治が「軽量コンパクトなロータリーエンジンだからできるデザイン」を目指してラインを描いたと言われている。

流れるような美しいデザイン
ジャガー「Eタイプ」

 1961年から1975年まで販売された名車中の名車。流麗なデザインと卓越した性能、それでいてライバル車よりも安価でEタイプは大きな人気を博し、特にアメリカで大ヒットを記録した。ボディーデザインは航空機会社出身のマルコム・セイヤーによるもの。フロントに収められたエンジンは当初3781ccの直列6気筒DOHCで、後に4235ccへと排気量が引き上げられ、最終的には5343ccのV型12気筒SOHCが搭載された。トランスミッションは4速MTのみだったが、途中からは3速ATを選べるようになった。

いまだ根強い人気の空冷ポルシェ
ポルシェ「911 Speedstar」

 1974年から1989年まで製造された、2代目911(930型、ビッグバンパー)の生産終了メモリアルとして限定生産されたモデル。250台限定で生産されたオープンカーで、リアのオーバフェンダーは大きく張り出したターボルックを採用。専用のホロカバーが特徴的だ。エンジンはもちろん空冷の水平対向6気筒SOHCで、排気量は3165cc。5速MTで駆動する。

ラリーを席巻した名車
ランチア「ストラトス」

 ストラトスは、世界ラリー選手権(WRC)で勝利することを目的にイタリアのランチア社が1974年から75年にかけて492台のみ製造したホモロゲーションマシン。ベルトーネ社でランボルギーニ・カウンタックをデザインしたマルチェロ・ガンディーニが担当した特異なフォルムに、フェラーリ製のV6/2.5リットルエンジンをミッドシップに配置。現在の軽自動車よりも短いホイールベースと相まって、世界ラリー選手権を席巻した。

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