マウスコンピューターの「m-Book Gシリーズ」は15.6型ディスプレーとデスクトップ向けのCPUのCore i3-8100を搭載したハイ・パフォーマンスノートパソコンだ。Core i3-8100だけでなく、Core i5-8500、Core i7-8700も選択できる。グラフィック機能はCPUに内蔵されたインテル UHD グラフィック 630を使用しているため、3Dやグラフィック系の重い処理になると少し荷が重くなるが、ウェブブラウジングや軽いゲームなどの処理に困ることはないだろう。
今回試用したのは、「m-Book G530EN」。CPUはCore i3-8100、メモリーは4GB、ストレージが500GB HDDのベーシックモデルだ。高性能でありながら、8万4024円からとコストパフォーマンスも高いのが魅力。パソコンはお金をかければかけるだけ性能が高くなるものだが、同シリーズ最安のモデルに秘められたポテンシャルを確認してみたい。まずは外観をチェックしてみた。
スリムでエッジの効いたデザインを採用したボディー
見た目は一般的な15.6型のノートPCだ。外観は同社のゲーマー向け「G-Tune」シリーズやクリエイター向け「DAIV」シリーズと同じディスプレーサイズを採用したノートパソコンに近く、スリムでエッジの効いたデザインになっている。
キーボードは剛性感があって撃ち心地もグッド
キーボードはテンキーを備えた一般的な107キーボードだ。キーピッチは約18mm、キーストロークは約1.8mmで窮屈さはなく、キーの打ち心地も抜群だ。キーボードは好みの分かれる部分でもあるが、押し込んだ時の剛性感もあり、音も静かな部類に入るので個人的に好みといえる。トラックパッドはクリックボタンは左右に独立し、確実な操作が可能だ。
バッテリーは取り外しが可能になっている。開口部が多く、左右に大きな冷却用のファンが見える。Core i7-8700を搭載しても排熱性能の心配はないだろう。
側面後方は取り外し可能なバッテリーが中央にあり、右側には排熱のためにスリットが開いてる。左側も同様のデザイン処理がされているが、こちらは蓋がされている。
側面前方の左側にはインジケーターのLEDが配置されている。左右の底面に見えるスリットはスピーカーで、ステレオで音を再生可能だ。
左右合わせて4基のUSB端子を搭載
複数の機器を接続可能!
左右合わせてUSB端子は4基搭載しており、複数のUSB機器を接続するのに最適だ。ただし、左側面のType-AのUSB端子は片方が3.0でもう片方は2.0になっているので、転送速度を気にするような外付けストレージなどを接続する場合は注意が必要だ。
m-Book Gシリーズは、安価でも十分満足できる性能を有するノートPCとして期待ができるだろう。次は基本性能の確認やベンチマークテストを実施する。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | m-Book G530EN |
CPU | Core i3-8100(3.6GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 630 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、USB 2.0端子×3、HDMI端子、D-sub 15ピン、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅380×奥行252×高さ36.7mm(突起部含む) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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