クリント・イーストウッド監督・主演の最新作『運び屋』が3月8日に全国公開された。イーストウッドは『人生の特等席』から7年ぶり、自身の監督作では『グラン・トリノ』から10年ぶりのスクリーン復帰だ。
今作で彼が演じるのは、金もなく孤独な90歳のアール・ストーン。商売に失敗して自宅も差し押さえられかけたとき、彼は車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だった。
前回は主人公が「ひどい父親だった」と嘆くワケ、監督&役者で立ち向かった初の実話作品、88歳なのにベッド・シーンを演じるワケ、ふたりの親友に捧げた映画と、今作の4つのポイントを解説した(前回の記事はこちら)。
今回は主人公がアフリカ系を「二ガー」と呼ぶ理由は? イーストウッドの終活のような映画? など残り3つのポイントを解説する。
(次ページでは「主人公がアフリカ系を「二グロ」と呼ぶ理由」)
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