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LGの新端末は5G対応の合体スマホと手のひら静脈認証対応端末

2019年02月27日 08時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

手のひらでロック解除できる静脈認証
ToF+赤外線センサー搭載の「LG G8 ThinQ」

 もうひとつのフラッグシップモデルである「LG G8 ThinQ」は6.1型ディスプレーにSnapdargon 855を搭載します。最大の特徴はフロントカメラで、3次元情報を計測できるToF(Time of Flight)センサーと赤外線センサーを組み合わせた「Z Camera」を搭載しています。

「LG G8 ThinQ」はToFセンサーを搭載

 Z Cameraは手のひらの静脈認証も可能で、ディスプレーに手のひらをかざすだけでロック解除できる「Hand ID」に対応。指紋や顔認証よりも強固なセキュリティー性を誇ります。

「LG G8 ThinQ」

メインカメラはデュアル、またはトリプルの2モデルが存在する

 スマートフォンの操作を手のひらの動作で行う「Air Motion」にも対応。音楽アプリを立ち上げ、ディスプレーの上で手のひらをすぼめるような形にしてバーチャルなボリュームボタンを回すように動かすと、実際に音量の上下コントロールすることも可能。

 画面にタッチせず手を動かすだけでさまざまな操作ができるため、新しいアプリケーションの開発も可能になります。

Z-Cameraは3D情報を測定できる

Air Motionはスマートフォンを手の動きで操作できる

 実際にAir Motionを試してみましたが、カメラの上にまず手のひらをかざし、認識されるとディスプレーに丸いアイコンが現れます。そこから左右に手のひらを動かしたり、指先をすぼめるように操作します。

 手の位置をフロントカメラ上に浮かせなくてはならず、手がずれるとコントロールできないなどまだ粗削りな部分があるものの、机の上にスマートフォンを置いたまま、指先を動かすだけでさまざまな操作ができれば便利なはず。タッチや音声に続く、新しい操作方法としての可能性を感じさせてくれます。

Air Motionを試してみる。音楽アプリを操作中

ボリュームのつまみをつまむように指先を動かすと実際にボリュームコントロールできる


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