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グーグル、MWCで最新スマホトレンドを語る Googleアシスタントをアプリに統合へ

2019年02月26日 09時00分更新

 グーグルは2月25日(現地時間)、スペイン・バルセロナで初日を迎えた「MWC19」でプレス向けに発表会を開催した。Googleアシスタントのメッセージへの統合など、最新の機能強化を発表した。

Android標準のメッセージアプリと統合されるGoogleアシスタント。レストランに行くことを話していたところ、下でGoogleアシスタントが自動的に近所のレストランについて検索しないか提案してきた

2019年のAndroidスマートフォンは
折りたたみ、5Gが2大トレンド

 グーグルでAndroidとPlayビジネス担当バイスプレジデントを務めるJamie Rosenberg氏はまず、Androidの現状やトレンドについて説明した。

グーグルのAndroid/Google Play担当副社長 Jamie Rosenberg氏

 先週のサムスン、そして前日にファーウェイが実際製品を発表するなど2019年の目玉の1つである折りたたみ可能なフォルダブルフォンについては、「2018年秋に対応を発表し、マルチタスクを容易にしたり、画面の効果的な活用(動画を見ながら、別のアプリケーションを利用するなど)などに取り組んできた」とRosenberg氏は語る。このフォームファクタについては、前述の二社に限らず、他のベンダーからも登場すると予想。今後のトレンドになるだろうとした。

現時点ではともに20万円以上と非常に高価なフォルダブルスマートフォンだが、さらに広がる可能性はある!?

 もう一つの2019年のトレンドが5Gだ。「初の5GスマートフォンはAndroidベースになる」と予想し、サムスン、シャオミ、LG、ファーウェイ、ソニー、HTC、OnePlus、Vivoなどから登場するだろうとした。

 「インターネットカンパニーとしても、プラットフォームカンパニーとしても5Gに期待している。ネットワークが高速になり、遅延が少なくなると素晴らしいことが起こる。5Gではまさにこれが起こるだろう」とのことで、5G端末が普及を始めると、開発者が5Gのパワーを生かしたアプリを構築して「マジックが起きる」と、良い循環が生まれることに期待を寄せた。

 このほか、Android One/Android Goの両プラットフォームについても言及した。Android Oneは日本でも端末が登場しているが、HMD Global、Xiaomi、LG、Motorolaなどが採用。「アクティベーションの台数は前年比250%増で増えた」とのこと。1GBメモリー以下のエントリークラス向けで、初めてスマートフォンを使うユーザー向けのGoogle Goについては、このクラスのAndroidスマートフォンの50%以上を占めているという。

 Rosenberg氏は最後に、Android 9で導入したスマホの使いすぎを防ぐ「Digital Wellbeing」機能をPixelやAndroid Oneだけでなく、モトローラのmoto g7に拡大することを発表した。先週発表のGalaxy S10にも含まれている。スマートフォンの使用においてバランスをとることは「業界として責任がある」と言及した。

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