OPPOは2月23日、スペイン・バルセロナで2月25日に開幕するMWC19に先立ち、「GET CLOSER OPPO INNOVATION EVET 2019」と題したプレスカンファレンスを開催。スマートフォンの最新モデルの発表はなかったが、「ロスレス10倍ズーム」と「5Gへの対応」について、2つのアナウンスがあった。
レンズの複雑な組み合わせで7mmを切る薄さの中に
10倍ズームの仕組みが作られている
「ロスレス10倍ズーム」は、実はすでに1月21日に北京で行なわれた「2019 Future Technology Communication Conference」で発表されているが、今回あらためて解説。3つのカメラの組み合わせで成り立っており、1つ目は標準カメラ、2つ目は120度広角、そして3つ目が10倍望遠で、広角側16mmから望遠側160mmまでの撮影に対応している。
望遠レンズはプリズムを使って光の取り込みを行なう「ペリスコープ(潜望鏡)」のようなレンズの配置になっており、さらに「D-Cut」と呼ばれる加工がされたレンズにより、6.76mmの厚さにおさめられ、一般的なスマートフォンの厚さでも10倍ズームを実現している。
プレゼン内では、このカメラシステムを搭載したスマートフォンを2019年第2四半期にリリースすることもアナウンスされた。プレスカンファレンス終了後には、トリプルカメラを搭載したテスト機も展示。10倍ズームのテスト撮影もできた。
短い時間だが、実際に撮影してみた感想としては、まだまだチューニングが必要な感じだった。特に望遠側の最短撮影距離がかなり遠く、近い被写体にはピントが合わないことが多かった。OPPOはMWC期間中に「ロスレス10倍ズーム」の説明会も予定しているので、さらに詳しい情報が聞ければあらためて紹介したい。
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