Open Network Lab BioHealth 1st Batch Demo Dayレポート
糖尿病、認知症、吃音症など、難病の治療に次世代医療技術で挑む
最先端のゲノム検査で不妊治療に取り組む
Varinos株式会社は、最新のゲノム検査の開発と受託解析サービスを提供する臨床検査会社。不妊治療に注目し、子宮内の菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」を医療機関向けに提供。子宮内フローラを改善させることで、妊娠の成功率を上げられるという。創業2年で全国70か所の医療機関と提携し、5000検体以上の解析実績をもつ。
親の不安と小児科医への負担を軽減「小児科オンライン」
少子化が進むなか、小児科受診者数は増加し続けており、小児科医への負担が大きくなっている。原因は親の不安で、9割は軽症だそう。株式会社Kids Publicは、スマホから産婦人科医、小児科医、助産師に直接相談ができる遠隔健康医療相談「産婦人科/小児科オンライン」を運営。スマホから写真や動画を送ることで専門医師が病院で診察を受けるべきかどうかを判断してくれる。2017年に経済産業大臣賞および厚生労働大臣賞を受賞。
ベストチーム賞は、ユナイテッド・イミュニティが受賞
審査の結果、オーディエンス賞はDomolens、パートナー賞はMealthyが受賞。ベストチーム賞は、ユナイテッド・イミュニティが受賞した。受賞の理由として、がん治療がタイムリーであること、マーケットの大きさ、海外展開へのタイミングが評価された。
バイオヘルスケア分野は、ベンチャー単体での事業化実現は難しい。大企業とのオープンイノベーションで課題の解決を目指していくことが期待される。デジタルガレージは、今後もバイオヘルスケア分野のアクセラレーションプログラムを続けていく方針だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります