日本国内で最高峰のカーレースといえばSUPER GT。そのSUPER GTに2008年の途中から参戦し始め、2018年で10年を迎えた初音ミクGTプロジェクト。無骨なレーシングカーに初音ミク レーシングバージョン、通称レーシングミクをあしらったデザイン(いわゆる痛車)で話題になり、この10年間で予選落ちチームからチャンピオン獲得3回という強豪チームに成長した。
ASCII.jpはチーム発足当初から取材しており、筆者スピーディー末岡は2013年からはチームスタッフとして外からも内からも情報を発信していた(2018年にチームを卒業)。
そこで、11年目の2019シーズンが始まる前に、ASCII.jpが取材し続けたSUPER GTの10年間を振り返ってみたい。まずは初年度から5年目の2012年までを紹介しよう。
衝撃のSUPER GTデビュー
2008年
SUPER GTの2008シーズン、第6戦 鈴鹿サーキットで華々しくデビューするも、マシンの構造ががGTのレギュレーションと合わずに出場停止と幸先の悪いスタートになってしまった。最終戦では無事に完走し初チェッカーを受けた。
また、クラウドファンディングも何もないこの時期に、個人スポンサー制度を取り入れて、応援するファンが直接チームをサポートできる仕組みを作った。今でこそ珍しくないが、個人スポンサー制度を長く続けているのはこのチームだけである。
レースレポート
第6戦 鈴鹿サーキット(8月23~24日)
無念! 幻となった初音ミクZ4デビュー戦!第7戦 ツインリンクもてぎ(9月13~14日)
初音ミクZ4、もてぎで炎上!第9戦 富士スピードウェイ(11月8~9日)
痛車がSUPER GTを席捲! 大波乱の富士最終戦!2008シーズンリザルト | |
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第6戦 鈴鹿 | 出走せず |
第7戦 もてぎ | 出走せず |
第9戦 富士 | 予選:× 決勝:18位 |
ドライバーズランキング | 圏外 |
チームランキング | 28位(28台中) |
チームメンバー
2008年度 チーム体制 | |
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チーム名 | Studie & GLAD with ASADA Racing |
エントラント代表 | 星名功一 |
監督 | 鈴木康昭 |
ドライバー | 菊地 靖 田ヶ原章蔵 |
メンテナンス | ASADA Racing |
ゼッケン | 808 |
参戦車両 | BMW Z4 |
車両名 | 初音ミク Studie GLAD BMW Z4 |
タイヤ | YOKOHAMA |
レースクイーン | 大崎莉央奈 美山 蘭 佐藤陽南 |
イラストレーター | KEI |
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