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ついにホンダもミクミクに! 初音ミクが喋りまくるS660爆誕!

2019年01月16日 15時00分更新

今度はホンダとミクがコラボ!
イラストレーターに矢吹健太朗、公式コスプレイヤーにえなこ!

 今では珍しくなくなった初音ミクとのコラボレーション。自動車も例外ではなく、グッドスマイルレーシングは10年に渡り初音ミク(レーシングミク)の痛車でSUPER GTに参戦しているほか、2011年にはTOYOTA USAが初音ミクをCMキャラクターに採用し話題を集めた。

 2015年にはヤマハ発動機がエンジンを共同開発したレクサス LFAの初音ミクラッピング車を展示、昨年はダイハツからムーヴキャンバスの「初音ミクリミテッドパッケージ」が登場した。

 そして、今年はホンダとコラボレーション。しかし、ほかのコラボとはちょっと違い、初音ミク仕様の車を販売するのではない。無料アプリ「osoba」をインストールしたiPhoneを、同社の軽スポーツカー「S660」と接続することで、クルマの状態に合わせて初音ミクが「しゃべる」という。しかも、ニコニコ動画で知られるドワンゴとの共同作業だというから驚きだ。なぜに初音ミクに喋らせようと考えたのか。担当者である本田技研工業の橋本さんとドワンゴの鹿島さんを中心に話を伺った。

開発を担当した本田技研工業の村松さん(左)と橋本さん(右)

 橋本さんは「お客様と販売店を繋げる接点が作れないのかなと考えた時、スマートフォンのアプリケーションと自動車を繋げたサービスがよいのではないだろうかと考えました。ですが、自動車メーカーだけで作って面白くない。そこで自動車業界ともっとも遠い業種の中で、方向性が同じ企業と手を組もうとしたところ、ドワンゴさんと一緒にやろうという事になりました」

 いっぽう持ちかけられたドワンゴ鹿島さんは「われわれのチームはモバイルの音楽配信をはじめとするコンテンツサービスを提供する部門なのですが、今後のプラットフォームの拡大などを考えていた時に、これから進化していくであろう自動車は新しいプラットフォームとして面白いのではないかと考えて、お手伝いをさせていただくことになりました」という。

ドワンゴの行田さん(左)、塩見さん(中)、鹿島さん(右)

 こうして始まったコラボレーション。では、なぜ数多くあるホンダ車の中からS660が選ばれたのだろうか。橋本さんは「プロジェクトは2016年から始まったのですが、ホンダ車で車両の状態をリアルタイムでUSB出力するモデルがS660しかなかったのです」という。

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