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品質にコダワルiiyama液晶の開発現場の実情に迫る

2019年02月05日 11時00分更新

液晶パネルの性能チェックだけでなく動向の見極めが大事

 そんな液晶ディスプレーメーカーとして、長年、液晶ディスプレーの開発に携わってきた下田さんと同じく開発室 エキスパートの経塚さんにお話を伺った。

――iiyamaディスプレーは、旧飯山電機時代から数えると今年で46年と聞きました。長年ディスプレー開発を続けてきて、技術的な変化にどう対応してきたのでしょう。

下田 そうですね。やはり技術のトレンドを常に追っていくことは宿命ですので、技術を把握した上で、ディスプレーの評価や回路の信頼性確保といった確認を常に行なっています。特にキーパーツとなるのが液晶パネルなので、その動向も常にリサーチしています。

 マウスコンピューターとして納得のいく品質を保てる部材であるか、パートナー企業であるEMS先の協力のもと、開発段階でパネルの性能をきちんと見分ける必要があります。もちろん、技術や品質だけでなく、価格も重要です。製品コストの多くを占めるのが液晶パネルのため、製品の価格に大きく影響することもあるので、見極めが大事ですね。

――パネルの生産は海外が主流なので動向を見極めるのは大変そうですね。

下田 当社の要求する性能が満たせているかどうかの見極めだけでなく、彼らの開発ロードマップやトレンドそしてパネルの供給状況も常に追っていないとダメなんです。なのでセカンドソース、サードソースという選択肢も含めて開発を考慮していかないと、お客様へ安定した提供ができません。

――最近は液晶ディスプレーの価格がどんどん下がっていて、それに対抗しなければならないと思いますが?

下田 コストダウンは常に行なっております。価格の約7割近くを占める液晶パネルのほかにも、たとえば電気回路及び部品搭載した基盤類、画像処理ICなどは、性能、品質、価格のバランスを見ながらベストなものをチョイスするようにしています。もちろん信頼性は開発する中での試験を通じて信頼性を確保しながら、製品の完成度を上げていきます。また、たとえば電源基盤に搭載された電解コンデンサーは日本メーカーの方が信頼性および品質が高いので、パートナー企業に、そういった製品を使うように指示しています。

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