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ファーウェイ・HUAWEI Mate 20 Proの製造拠点はもはやテーマパークな広さ!

2018年12月05日 10時00分更新

HUAWEI Mate 20 Proを作り上げる最新工場

 松山湖にある工場ではHUAWEI Mate 20 Proも製造されているとのこと。残念ながら内部の写真は撮影できず、ファーウェイのオフィシャル写真が提供されたのでそちらでイメージを感じてください。

スマートフォン製造ラインの全景

 工場のラインは約120メートル。SMT、すなわち基板に部品を自動的にはんだ付けするところからディスプレーと張り合わせ、ボディーに取り付け最終的に製品として作り上げるまでが1つのラインで行なわれています。基板が組みあがると、ライン上でそのまま全量品質チェックをしており、最終製品ができ上がる前でも厳しい品質管理がされています。

 工場内は人の姿が少なく、以前は80名ほどの人間がラインに立っていたそうですが、現在は17人でオペレーションをしているとのこと。

SMTライン。リールにまかれた部品が自動的に基板へはんだづけされていく

ラインに並ぶ人の数は少ない

 またラインに並ぶ組み立て機械は自社製造したものが多く、大手メーカーのロボットアームなどを組み合わせた機械を開発する子会社を自ら抱えています。それに加えて市販の金属パイプを使った棚などがラインに並んでおり、工場内の生産環境を社員たちが考え、日々改善しています。これは日本が工業大国だった時代から続けてきた「カイゼン」そのもの。ファーウェイのスマートフォンの品質の高さは、こんな小さい努力の積み重ねの上から生まれているのです。

 現在の端末生産ペースは1台約28.5秒。18のラインが整然と並んでおり、ほぼ一定の間隔で1台1台が組みたてられていきます。ラインの間には部品や最終製品を運ぶ無人ロボットも動いており、無人化が進められた未来の工場を見ているかのようでした。

それぞれの機械はほぼ子会社製とのこと

28.5秒に1台が製造され、箱詰めされて出荷されていく



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