誰もが楽しめる、低い速度域でも笑顔になれる
クルマをコントロールしている手応えを常に感じる
さて、いよいよ試乗する。イグニッションボタンを押すと、直4ターボエンジン特有の低いエキゾーストが車内に心地よく轟く。ハンドルにそっと手を伸ばすと「いいクルマに乗っている」という感触がすぐに伝わる。
まずは街中を走行。スポーツセダンのような乗り味で、やや硬めではあるものの快適そのものだ。振動の収束が驚くほど速く、スピードバンプをまるで「タタタッ」とダンサーが脚をタップしているかのような軽快さで、ライトウェイト車らしいフットワークに笑みが溢れる。
そして視界の広さも印象的で、特に左右方向がとても広く死角が少ない。さらにスポーツタイヤであるにも関わらずロードノイズが室内に入ってこないのも素晴らしい。
さらに今年初夏に受注したプルミエ・エディションにはない装備のバックモニターがとても便利。この画面が目の前に出るのも視線移動が少なくて大変に好ましい。ちょっとしたお買い物でもアルピーヌ A110は確実にこなしてくれるし、クルマに興味がない奥様でも扱えるフレンドリーさだ。
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