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VAIO A12/VAIO Pro PA発表会レポート

VAIO好調、二桁の増収増益、新機軸PC「VAIO A12」の開発でビジネスを拡大

2018年11月14日 09時38分更新

軽いけど、企業で必要な端子を、まるっと搭載

 ディスプレーがある本体部は、12.5型と十分なサイズを確保しながら約607gの軽量性を実現。それでありながら最大約8.5時間の駆動時間を達成した。キーボード部を接続すると重量は約1.099kgとなる。この状態での駆動時間は最大約8.1時間になるが、購入時にセカンドバッテリーの搭載を選択すると、重量は約1.209kgに増えるものの、駆動時間が最大約15.0時間へと大きく伸びる。

キーボードは定評のあるVAIO S13と同じものを踏襲した

軽量ながら長時間駆動も可能に

 キーボード側には「考えられる限りほぼ全て」(同社)という拡張性を設けており、アナログRGB出力(VGA)や有線のLAN端子も備えている。拡張クレードルも用意し、外出先ではタブレットとして使い、会社の席に戻った際は大画面ディスプレ0に出力する、という使い方も可能にした。

必要な端子は全て搭載した

クレードルも用意する

 ディスプレー部とキーボード部は、専用の2.4GHz帯を使った無線で接続されており、分離して利用できる。画面を別の人に見せながらキーボードを使ってプレゼンするといった用途にも最適としている。ワコムと共同開発したという4096階調のデジタイザーも用意する。なお、Windows 10用のペンには複数の方式があるが、AES方式に対応しており、対応していれば他社のペンでも利用可能だという。

ワコム製のペンも利用可能

さまざまなスタイルで利用できる

キーボードが分離するため、保険のシミレーションや銀行の窓口業務などで、有効活用できるとしている。対面で画面を見せながら、説明員がキーボードで操作することで、一緒に作業を進められる

 本体をキーボード部と分離させる、リリーススイッチをキーボード内側と外側の2ヵ所に設けたことで、閉じた状態でも分離ができるようにした。カバンの中でも本体を開かずに片手でリリースして取り出せる、といった使い勝手の向上を狙った。接着剤を使わずにネジを外せば分解できるなど、「小さなことの積み重ねだが、商品の使い勝手の向上」(同)を目指して開発された。

本体とキーボード部の分離はスイッチで簡単に行える

故障時には新品交換対応のみと割り切っているメーカーもあるなか、修理を想定した構造を採用した点も特徴だ

ディスプレーに強化ガラスの「Dragontrail Pro」を採用したことで、傷に強い。

発表会では彫刻刀でこすっても傷が付かない点をアピールしていた

徹底したテストで高い品質基準を達成

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