週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

企業のワークスタイル革命を導く、新しいVAIOの提案

既存の2in1にダメ出しした「VAIO Pro PA」の“快”答

2018年11月22日 10時59分更新

ワイヤレス接続のキーボードが、新しいワークスタイルを生む

 タブレット部は約607g(最軽量構成時)で、厚さは約7.4mmと薄くて軽量。キーボード部は、バッテリー内蔵タイプも用意されていて、その場合は約601gとバッテリーなしモデルに比べると約109gほど重くなるが、暗号化された独自の2.4GHz帯通信によりワイヤレスキーボードとして利用できる。Bluetoothもサポートしているので、対応ワイヤレスキーボードも接続できるが、セキュリティ的には不安なためビジネスでの利用は控えている企業もある。そんな場合でも安心して利用できるのが特徴だ。

ワイヤレスキーボードとして利用できるのは便利。キーボード部分だけが別売り(ワイヤレスキーボードユニットは4万1800円(税別))になっており、拠点ごとに用意しておけば、持ち運びはタブレットだけということも可能に

 このワイヤレスキーボード機能により、さまざまなワークスタイルが実現するだろう。たとえば、営業活動でタブレットをスタンドに乗せて画面をお客さんに見せつつ、手元で操作ができる。タブレットを逆向きにしてキーボードへ装着も可能だが、その場合は自分が画面を見られないので、説明しながらキー入力や操作したいときに便利だ。

タブレットを逆方向にドッキングして使うこともできる

 また、オフィスでは専用クレードルにタブレットを差し、ディスプレーを接続して大画面で作業するときでも、ワイヤレスキーボードとして作業できる。バッテリー駆動時間もバッテリーなしの約7.4から8.1時間(キーボード接続時)に比べ、約14.4~15時間に伸びる。これだけ時間が伸びれば、出張時でも充電なしで過ごせるだろう。

500

拡張クレードルは各種インターフェースを装備。価格は2万3800円(税別)

 充電に関しても従来のアダプターだけでなく、USB Type-C端子に接続してPD対応充電器だけでなく、スマホやモバイルバッテリー、カーチャージャーといった一般的な5V充電器でも充電可能。充電時間はかかるものの、出張時の荷物を減らせるので非常に有用だ。特に最近のビジネスホテルはUSB端子が備わっていることが多い。USB Type-Cケーブルさえあれば、充電器がいらないことになる。

タブレットのインターフェース。USB Type-Cは充電も可能で、今後主流になる端子の1つだ

 キーボードにセカンドバッテリーを搭載されている場合、タブレットが装着されている際には、キーボードからタブレットへ充電。ACアダプターを接続している場合は、タブレット優先で充電するので、常にタブレットのバッテリー不足を解消してくれる。

 また、LTEモジュールを搭載可能で、今回からNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3キャリアに正式対応した。モバイルワークをしたいとき、タブレットだけ持ち出したり、クラムシェルとしてキーボードと一緒に持ち出しても、場所を選ばずネットが利用できる。法人専用のカスタムタブレットケースも用意されており、現場で首から下げた状態で別売のデジタイザースタイラスを使って作業することもできる。LTEモジュールを搭載すれば、Wi-Fiのない環境でも通信でき、本部とのやり取りも容易になる。

 デジタイザースタイラスは、ワコム製を採用。筆順・筆圧など署名者固有の情報を記録する別売ソリューションにも対応するので、契約時の署名の証拠能⼒を⾼められ、電子契約などでも活用できるだろう。

4096階調の筆圧に対応したデジタイザースタイラス

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事