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ファーウェイ「HUAWEI Mate 20 Pro」海外版レビュー 頭ひとつ抜けたハイエンドスマホ!

2018年11月10日 12時00分更新

 ファーウェイの「HUAWEI Mate 20 Pro」は同社の最新フラッグシップモデル。CPUはAI処理性能をアップした最新のHUAWEI Kirin 980を搭載し、メインカメラは3つのセンサーを搭載したトリプル仕様となっている。今回はロンドンの発表会のあとに借りたHUAWEI Mate 20 Proのグローバルモデルを使って、実機のレポートをお届けする。

ファーウェイの最新フラッグシップモデル「HUAWEI Mate 20 Pro」

すべてカラーセンサーになったトリプルカメラ

 HUAWEI Mate 20 Proの特徴はなんといってもトリプルカメラ。本体背面にレンズとストロボが正方形に並ぶデザイン。ファーウェイのスマートフォンでは「HUAWEI P20 Pro」もトリプルカメラだが、組み合わせは標準と望遠のレンズ&カラーセンサーに、モノクロセンサーの3つとなっていた。今回のHUAWEI Mate 20 Proでは、超広角(16mm/約2000万画素)とメインとなる広角(27mm/約4000万画素)、そして望遠(80mm/約800万画素)の組み合わせで、すべてカラーセンサーとなっている。

2×2の正方形配置が特徴的なメインカメラ

 これまでファーウェイはカラーセンサーとモノクロセンサーを組み合わせての高画質化をアピールしてきたが、HUAWEI Mate 20 Proではカラーセンサーの組み合わせでもこれまでと同等のクオリティーを提供できるとしている。

 画角の切り替えは、カメラアプリのボタンから操作する。カメラアプリ起動時は「1×」で27mmの広角になっており、タップすると80mmの「3×」、デジタルズームの「5×」、16mmの超広角「0.6×」に切り替わり、さらにタップすると「1×」に戻る。またスライダーでもシームレスに調整でき、その場合デジタルズームで最大「10×」まで設定可能だ。

カメラアプリのUIは基本的に変化ない

ズームの倍率はスライダーでも調整可能

 そのほか人物撮影に適した「ポートレート」や撮影後でも絞り具合を変えてボケをコントロールできる「アパーチャ」、夜間の撮影に最適化した「夜景」といった撮影モードに加え、AIによるシーン判定も引き続き搭載。AIによる補正はさらに強化されており、構図内の被写体を検知してそれぞれ最適化された設定になるとのこと。たとえば風景写真を撮影した場合、ビルや樹木、空を検知してそれぞれ明るさや発色の調整が行なわれる。

AIを使ったシーン判定機能なども引き続き搭載されており、より自然な発色になるようチューニングもされている

 実際にHUAWEI Mate 20 Proで撮影した写真は下記のとおり。HUAWEI P20 Proでは青空などはかなりビビッドな発色になっていたAIによる補正だが、HUAWEI Mate 20 Proではかなり抑えられ自然な発色になっている印象だ。

0.6×(16mm)で撮影

1×(27mm)で撮影

3×(80mm)で撮影

5×(デジタルズーム)で撮影

10×(デジタルズーム)でもかなりキレイに撮れる

明暗差のあるシーンでも黒つぶれや白とびない仕上がりに

接写が2.5cmまでなので、料理などのアップも撮りやすい

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