週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ファーウェイ「HUAWEI Mate 20 Pro」海外版レビュー 頭ひとつ抜けたハイエンドスマホ!

2018年11月10日 12時00分更新

カメラを使った翻訳や被写体の識別機能が楽しい

 HUAWEI Mate 20 Proでは通常のカメラ撮影のほか、カメラを使った認識機能「HiVision」もポイント。カメラアプリの「写真」モードで左上の「HiVision」をタップすると利用できる。HiVisionではQRコードの読み取りのほか被写体が何かを識別したり、ショッピングサイトに移動して購入したりする機能やテキストを翻訳する機能が利用できる。

HiVisionで「翻訳」にしてかざすと、日本語翻訳される

 ちなみに識別で料理にカメラを向けると、料理名とともにカロリー表示もしてくれる。実際いくつか試してみたところ、正確な料理名やカロリーが表示されないことも多いが、それはそれで楽しめる機能だ。

「認識」で料理にカメラを向けると、料理名とカロリーが表示される

 また、インカメラを使ってぬいぐるみなどを3Dスキャンし、ARオブジェクトとして利用できる機能も用意されている。これはインカメラに被写体深度を計測するカメラが専用で搭載されたため可能になった機能。残念ながらテスト機にはまだアプリが配布されておらず、テストできなかったが、正式リリースが楽しみな機能だ。

ワイヤレス充電に対応し
ほかのスマホに電気を分け与えられる

 前モデルからアップデートした機能は、ワイヤレス充電に対応したこと。アクセサリーとして充電機も用意されており、独自の急速充電技術「HUAWEI Wireless Quick Charge」で高速充電にも対応している。さらにQi規格のほかの機器に電力を供給する「Wireless Reverse Charge」機能も搭載。設定で機能をオンにしてHUAWEI Mate 20 Proの背面にQi対応製品を載せると充電がスタートする。

iPhone XSを重ねたところ、充電がスタートした

 ただし充電速度はあまり高速ではなく、スマートフォンへ充電中はそれぞれの端末が使いにくいので実用性に疑問符はつくが、たとえばワイヤレスイヤホンなど周辺機器がQiに対応していれば、HUAWEI Mate 20 Proをケーブルで充電しつつ、Qiで周辺機器を充電可能になる。今後のQi対応周辺機器の普及に期待したい。

 ケーブルでの充電は、同梱の充電機を利用すると最大10V/4A(40W)の高出力。本体バッテリーは4100mAhと大容量だが30分で70%まで充電できる。非接触充電では最大15Wなので、基本的には同梱の充電機を使いたい。

チェッカーで計測したところ、9.13V/3.83Aとスペック上限に近い高出力で充電していた

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう