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渋谷×札幌の関係者がお互いの良さを活かして活性化していく道を探る

ナイトタイムエコノミーは難題 渋谷と札幌が抱える同じ悩みとは

2018年11月05日 09時00分更新

外から来た人が楽しめて、地元にも愛されるものをNo Mapsから生み出したい

北田:地元の人に愛されているものに着目することも大切ですね。インバウンド向けの対策は確かに必要ですが、海外からの観光客だけに目を向けるのではなく、地元に愛される物を作ることが大事だと最近強く感じるんです。海外旅行に行っても、地元の人が行くマーケットに行きたいし、地元で愛されているお店やエンターテインメントに触れたいじゃないですか。

長田:そういう意味では渋谷区は結構難しいんですよね。センター街やスクランブル交差点でのイベントって、地元の人が行きづらいんです。カウントダウンやハロウィンのときは、通り抜けるのが大変だと苦情が来るほどで。本当は地元の人が参加して楽しむところからスタートして、そこに外から来る人がうまく共創しながら何かやれればいいんですが。

北田:北海道で言えば小樽が似たような状況でしょうか。昔は恋人同士でドライブに行く、景色のきれいな街だったけれど、最近では外国人観光客が多くなって地元の人が行かなくなってしまいました。

和田氏(以下、敬称略):似たような話は札幌でもありますよ。一時期、雪まつりから市民の足が遠のいていました。 70年もやっていると、目新しさもなくなって見に来てくれなくなるんですよね。でもプロジェクションマッピングなどひと工夫加えることで、また市民が戻ってきています。新しいものをゼロから作るのは難しいけれど、いまある雪まつりという観光資産にちょっと手を加えて、光や音を掛け合わせることで新しい価値を作り出すというアプローチなら、現実的な策が色々考えられるのではないかと思います。

札幌市経済観光局観光・MICE推進部 観光魅力づくり担当課長 和田康広氏

北田:渋谷区にも、ハチ公っていう観光資産があるじゃないですか。渋谷区観光協会が、ハチ公のお守りを作っていますよね。

長田:雪まつりにハチ公の雪像を作ってもらうことはできないんですか?

和田:ハチ公の雪像ですか。大きいものは難しいけれど、小さいものならできるんじゃないでしょうか。

長田:実物大くらいの小さいもので。ザギトワ効果もあって、外国人旅行客がハチ公の写真を撮りに渋谷に来たりしているんですよ。どうですか、雪まつりにハチ公をインストール。

小林:いっそあちこちにレプリカを置いてみたらどうでしょうか。出張ハチ公、北海道のあちこちにハチ公をインストール。

北田:街と街、企業を含めたインストールを、ひとつずつでもいいのでNo Mapsから具体的なものを作っていきたいですね。まちに、街を、インストールするということを、そこから始めていきたいと思います。来年のNo Mapsで発表するってことでいいですか?

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