まわりの芸人には「YouTuber(笑)」と馬鹿にされた
── ヒットしたときの心境はどんな感じでしたか?
Twitterとかネット上をざわつかせてはいますけど、まったくお金は入ってないですし、ヒットしたっていう感覚はまだないかもしれないですね。光がちょっと見えてきたみたいな感覚です。
── 話題になってから仕事は増えましたか?
こういった取材のお話とか、動画を作ってくれみたいなお話とかもいっぱい来るようになったので、うれしい反響だなあって思いながら、「これをしっかりこなしていかんと次に繋がらんぞ!」という怖さのほうが大きいかもしれないですね。
── SNSからヒットというのはあまり前例がないけど、不安はないですか?
そのことに関して、あんまりないかもしれないですね。なんならSNSでも、なんにもヒットしなかったときのほうがぜんぜん不安だったんで(笑)。それよりは、いい状況になりつつあります。
── たとえば?
最近、トークライブをやろうと思っていて(取材の)2日くらい前に「東京でやりまーす」ってツイートしたら、割と今8割ぐらい埋まったんです。状況が変わってきてうれしいな、って。そういう意味では、SNSの力を感じながらやっています。
── まわりの芸人さんには何か言われてますか?
YouTubeを始めた段階で、まわりの芸人の反応は冷ややかだったんですよ。「YouTuber(笑)」みたいな感じで言われてたんですけど。「そもそも、芸人始めたお前らがYouTuberを笑うか!」みたいな気持ちもありつつ、せやろがいおじさんで話題にしていただいて、馬鹿にしてた奴らが「ぐぬぬ……」みたいな顔をしてるのがうれしいですね(笑)。
── 動画への否定的なコメントは傷つきますか?
「うっ」って思うことはあるんですけど、あらかじめこんなの来るんだろうなって予想はしていて、自分でもバリアしているんですよ。「あっ、やっぱり来た〜」みたいな感じなんですけど。たまに予想しない角度で「すね毛汚な」みたいなのが来たときに、ちょっと傷ついたりします。あっ、そこ言うみたいな(笑)。
(次ページでは「松本人志「死んだら負け」発言 俺の友達のあいつは……」)
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