米Facebookは10月8日(現地時間)、スマートディスプレー「Portal」を発表した。現在予約受付を実施しており、米国では11月15日に配送予定。
10.1型ディスプレーの「Portal」と、画面を縦向き・横向きに変えられる15.6型ディスプレー「Portal+」の2モデル。Portalの画面解像度は1200×800ドット、Portal+は1920×1080ドットで、フロントカメラは両機種ともに12メガピクセルとなっている。Portalはフルレンジスピーカー2基搭載で出力は10W、Portal+はツイーター2基と4インチのバスウーファーを搭載し、出力は20W。
Amazonの音声アシスタント「Amazon Alexa」に対応。「Hey Portal」と言って、誰に電話をしたいかを通知するだけでビデオ通話できる。天気のチェックや食料品の注文も可能。Facebook Messenger経由で友達のスマホやタブレットに接続して通話もでき、最大7人のグループ通話に対応している。
Portalはプライバシーや安全に考慮した点も特徴としている。AIを活用したスマートカメラ技術は、Facebookのサーバー上ではなく端末のローカルで処理をする。顔認証技術を用いず、誰が映っているのかをPortalが認識することはないとしている。さらに、一押しでカメラとマイクをオフにでき、もう一度押さないと起動しないようになっているとのこと。ビデオ通話についても内容を聞いたり保存したりすることはないという。
Portalのサイズは、約幅24.9×奥行9.34×高さ20.8cmで、Portal+は約幅22.3×奥行14.55×高さ44.9cm。通信はWi-Fi(MIMO)、Bluetooth 4.2に対応。Portalの価格は199ドル(約2万2500円)で、2台セットで買うと100ドルオフの298ドル(約3万3693円)で購入可能。Portal+の価格は349ドル(約3万9459円)。
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