シニアじゃなくても欲しくなる
乗りやすさにこだわった電動アシスト自転車
8月下旬発売予定のニューモデル「フロンティア ラクット」は、需要が高まっているシニア層向けの新車種。開発のコンセプトは「またぎやすい・乗りやすい・こぎやすい」の3つ。
最大の特徴は超低床設計のフレームだ。「フロンティア ラクット 20インチモデル」の場合、従来モデルから約10cmもフレームを下げ、自転車に乗るときに足が引っかかりにくくなっている。自転車をまたぐ際に必要な高さはわずか235mm。超低床フレームデザインを可能にしたのは、前述の「DUALDRIVE」。フレームセンター(ボトムブラケットの下)にあったモーターを前輪のハブに移動し、フレームを大幅に下げることに成功した。
実際に試乗してみたが、自転車に乗るときに高く足を上げる必要がないので、またぎやすく乗りやすい。身長141cmのユーザーがサドルに座った状態で、両足が地面にベタ着きするそうだ。シニア層だけでなく、身長の低いユーザーや子どもにも喜ばれるだろう。
もうひとつのポイント「こぎやすさ」は、ペダルをこぐ際に、脚の関節をあまり曲げずに済むように設計された構造。シートチューブを後方に傾けてサドルをずらし、さらにクランクの長さを従来品(ユニプレミア20インチ)の152mmから127mmに変更している。これにより、こぐときに膝をあまり高く上げずにペダルを回せるようになった。
ふつうの自転車では短いクランクを回す際に脚力が必要となるが「フロンティア ラクット」は電動アシスト自転車。パワーアシストがチューニングされており、クランクが短くても問題なくこげた。
「フロンティア ラクット」シリーズは、全3モデルがラインアップされる。20インチモデルは税別11万7800円で、24インチモデルは税別11万8800円。そして3輪モデルの「ラクットワゴン」は税別19万5800円。
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