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NFLとも提携し展開強化へ

米AR企業が8億円調達 スマホで骨格・ジェスチャー認識可能に

2018年07月26日 11時45分更新

 AR動画を手掛ける米国のスタートアップOctiは、シードラウンドでの資金調達成功、およびNFL Players Association(ナショナルフットボールリーグ選手連合、NFLPA)との戦略的パートナーシップ締結を発表した。同社は独自のジェスチャー認識技術を用いており、今後NFLファン向けのARアプリを制作する予定。今回の資金調達により、コンピュータービジョンの専門家チームや機械学習エンジニアのチーム作りを進める。

 OctiはすでにiOS向けにARアプリ「Octi」を公開しており、このアプリはスケルトンマッピング(骨格推定)とジェスチャーの認識技術が特徴。ユーザー自身や友人の画像と背景を重ねて動画を作成できるアプリだが、使うのはスマートフォンのカメラだけで、特別なセンサーは不要。対象が動いていても自動的に人体を認識し、3Dエフェクトを重ねることができる。

 今回のシードラウンドでの調達金額は750万ドル(約8.4億円)。複数のベンチャーキャピタルのほか、スナップチャットで知られるスナップ社の元プロダクト担当副社長であるTom Conrad氏、クリエイティブツールを提供するアドビ社のチーフ・プロダクト・オフィサー、Scott Belsky氏らといった個人投資家も多数参加しており、期待が高まっていることが分かる。また、NFLPAとのパートナーシップを受けて、Octiは自社のモバイルプラットフォームで2,000人以上の現役選手のアバターを公開する予定だ。

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