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オーストラリアからの刺客

モンエナ似の謎エナドリ「Mother」は母の味!?

2018年07月21日 17時00分更新

「Mother Energy Drink」シリーズ
Energy Beverages
https://www.motherenergydrink.com/

オーストラリアのエナドリ
デザインも色使いも似ている気がする

 今回のエナドリはオーストラリアのもの。ブツを提供してくれた、世界中にコネクションを持つアスキー編集部のスマホ(と車全般)担当・スピーディー末岡さんによると「グッドスマイルレーシングにサムライって同僚がいるんだけど、オーストラリアを自転車で横断(しかも往復)するというワイルドな挑戦をしたんだけど、その旅の途中でオーストラリアのエナドリを見つけては購入して日本に送ってくれたんだよ。本人は途中で水分が尽きて、リステリンを飲むほど追い込まれてたのに。あ、ちなみに無事に帰ってきたよ。ももクロの紫と乃木坂が好きで、行ってる間に生駒ちゃんが卒業しちゃってさあ……」と、いらないと思われる情報まで教えてくれた。

はるばるエナドリを送ってくれたグッドスマイルカンパニー(レーシング)所属のサムライ。名前の由来は髪型がちょんまげだから。今回のチャレンジはギネス申請中らしい

 そんな雄大な大地が育んだエナドリ、その名も「Mother Energy Drink」。母なる大地をイメージした、オーストラリアらしいワイルドな飲料……と言いたいところだけど、缶のデザインといい、色使いといい、そもそも名前といい、あのレッドブルに並ぶ、世界的に有名なエナジードリンクに似ている気がする。ちなみに製造会社はあのコカ・コーラで、オーストラリアとニュージーランドのみで販売しているとのこと。

 ちなみに2014年、ザ コカ・コーラ カンパニーがモンスタービバレッジの株式を16.7%取得して優先流通パートナーになっているため、モンスターはコカ・コーラの栄養飲料分野を独占的に扱うことになっているそうな。だから、別に似ていても問題はないのかもしれない。

4種類あるが、どことなくアレに似ている気がする

 届いたのは「KICKED APPLE」「PASSION」「FROSTY BERRY」「SUGAR FREE」の4種類。実はもう一つ、「ORIGINAL」という赤い缶があり、これが基本の味らしいのだが、今回は見つからなかったのだそう。

缶の側面にはわりとスピリチュアルなメッセージが書いてあった。「Motherが呼んでいる。あなたの夢を求めている。冒険を探している」だって

やや見づらいけれど、成分表はこんな感じ(こちらはKICKED APPLE)。取り立てておかしいものは入っていない

「飲む量は1日1本までにしておいてね」みたいなことが書いてあった(なお、この注意書きに気づいたのは撮影後だった模様)

 オセアニアの雄大な自然がそうさせるのか(大雑把なイメージ)、カロリー量、炭水化物(ほぼ糖分)の量、カフェインの量にもそれなりに違いがある。以下は500mlに含まれている成分。SUGAR FREEはともかく、他の3フレーバーも、それなりに差があるのだ。

KICKED APPLE PASSION FROSTY BERRY SUGAR FREE
カロリー 312kcal 290kcal 229kcal 23kcal
炭水化物 78.0g 67.5g 52.0g 0.5g
カフェイン 150mg 152mg 160mg 159mg

 今回、この4本を一気に飲むのは、エナジードリンク大好きのスピーディー末岡さんと、アスキーグルメでそこそこ食レポを担当しているモーダル小嶋。それぞれを5点満点で評価していく。

アスキー編集部きってのエナジードリンク好き、エナドリ番長・スピーディー末岡さん(左)。とくにこれといって肩書きがないモーダル小嶋(右)

甘ずっぱい……というのか、これ?
KICKED APPLEは蹴り倒す味わい

たぶん青リンゴをイメージした色合い

 まずはKICKED APPLEから。色合いがものすごく某有名エナドリに似ている気がするが、「APPLE FLAVOUR」とはめずらしい気がする。リンゴの味のエナドリってあまりない。“KICKED”というのは、インパクトを表しているのだろうか? それとも“KICKED APPLE”という表現があるのかもしれない。

「さあ! というわけでね! 今回はこのエナジードリンク!」「さっそく飲んでみようと思うわけなんですけれども!」

「えっ、なにこれは」「うわっ、甘ずっぱ……」

末岡「これは……あれだね。青リンゴだ。たぶん青リンゴの味わいを模したんだと思う。でも、いかんせん、ケミカルだなあ。駄菓子みたいなテイストというか……。少なくともリンゴ果汁を使いましたって感じじゃないね! エナドリ好きにはレアで面白い。5点満点で4点!」

小嶋「エナドリで、この味わいはめずらしいと思います。酸味のある甘さというか。青リンゴ味のガムとか飴とか、そっち系の雰囲気。めずらしいです。オーガニック感はないけど、レア度で4点あげたい」

エナジー度評価
末岡:★★★★☆
小嶋:★★★★☆

甘さはあるが……甘すぎないか?
情熱の甘さ「PASSION」

思いっきり黄色。着色料はカロチンだそう

 続いてはPASSION。おそらくは「パッションフルーツ」の味であり、メル・ギブソンの映画などとはあまり関係ないと思う。情熱的な味わいをうたっているのかもしれないが……。なお、缶のどこにも味についての解説はなかった。

KICKED APPLEでやや不意をつかれた2人だがまだまだ元気

「あー、フルーツの“風味”ではある」「これまた甘いですね……」

末岡「パッションフルーツのつもりなんだと思う。フルーツの風味ではある。ただ、これは甘い。ぜったいに果物そのものを使ってませんって味だね。まあ、いかにもフルーツ系エナドリという感じだよ。うーん、甘すぎるところでちょっとマイナス。3点かな」

小嶋「まずいってことはないです。ただね、いかんせん甘い。これまた駄菓子系の、うさんくさい甘さなんですよ。悪くはないんだけど、これを500ml飲んでくれって言われるとしんどい人もいるかもしれない。個性的な味わいでもないし、2点……はキツいですかね?」

エナジー度評価
末岡:★★★☆☆
小嶋:★★☆☆☆

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