シニアコムは6月13日、50歳以上の男女(シニアコムMASTER会員)を対象に実施した「高齢者の自動車運転」に関するアンケート結果を発表。アンケートは3月8日~3月13日に実施した。
普通自動車の運転免許証をもっているかと聞いたところ、「はい」は全体の77.1%、「いいえ」は22.9%だった。
運転免許証を保有する年代で最も多いのは、50代男女。80代女性は運転免許証を保有していなかったという。
運転免許証を所有する人のうち、「返納を考えている人」は36.6%、「返納するつもりはない人」は33.4%、「わからない」は30.0%。
男女・年代別の割合では「75歳以上85歳未満」で返納を考えている割合は、50代男性が最も多く、「85歳以上95歳未満」で返納を考えている割合は、80代男性が8割を占めたという。女性は男性よりも「65歳以上75歳未満」に返納を考えている割合が多いとしている。
運転免許証の返納を考えている人に、返納を考えた理由を聞いたところ、「視力が衰えて夜間運転をするのが怖いため」は48.7%、「自分の運転能力に対して自信がないため」は48.0%、「とっさの判断が遅れるため」は46.0%だった。
返納しない理由は、「買い物に行く際に車を使うから」が65.0%、「遊びに行く際に車を使うから」は56.9%。そのほか、「荷物の運搬に車を使うから」は45.3%、「家族の送り迎えに車を使うから」は39.4%、「公共交通機関(電車、バス)だと不便だから」は38.0%、「通院に車を使うから」は35.0%だった。
自動運転車を「利用したい」と思う割合は37.4%、「利用したくない」は30.6%、「わからない」は32.0%だった。
自動運転車を利用したいと回答した人に、自動運転車の普及に期待していることを聞いたところ、「交通事故の減少」は79.9%、「運転負荷の軽減」は64.3%、「誤発進の減少」は60.8%、「高齢者の行動範囲の拡大」は56.8%。そのほか、「過疎地域における移動の利便性」、「障がい者の移動支援」、「渋滞の緩和」、「運輸・物流産業の効率化」が続くとしている。
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