前述の通り、StoreMIでは最大2GBまでのメインメモリーをDRAMキャッシュとしてTierドライブに組み込める。その際のパフォーマンスはどうなのかもチェックしてみたい。
DRAMキャッシュは一度Tierドライブを組み、手動で有効化する必要がある。まずはこの手順を軽く解説しよう。DRAMキャッシュは好きなタイミングで追加することができ、解除時にも再起動を必要としない。
ではDRAMキャッシュ付きTierドライブの性能を「CrystalDiskMark」で検証してみよう。ここでは1回計測する毎に再起動をかけている。
まずDRAMキャッシュの効果はリードに効くことがわかる。シーケンシャルリードで毎秒4GBオーバーは凄まじく速い。だが何回か再起動を繰りかえすうちに、突然DRAMキャッシュが効果を失ってしまった。今回の検証では4回目以降はDRAMキャッシュなしと同じ程度まで低下している。
別の検証では3回目でDRAMキャッシュ機能が喪失するなど、まだ安定していないようだ。もう少し安定して動いていたら突然の電源断に対する耐性も調べたかったが、ここまで挙動が読めないとやるだけ無駄ということで見送った。
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