リコーは5月17日、スウェーデンのColoreelと協業し、糸にオンデマンドで染色できるインクジェットモジュールを開発・提供すると発表した。2018年秋には最初の工業用製品の生産を予定しているという。
Coloreelは刺繍糸などの白糸にオンデマンドで染色できるユニットの開発を進めており、リコーではキーテクノロジーとなるインクジェットプリントモジュールを開発して提供するとしている。
オンデマンドでの糸への自在な染色が可能となれば、テキスタイルやファッション、スポーツ分野など幅広い分野で提供価値の広がりが期待でき、衣類分野では少量多品種生産に対応できるという。また、糸の染色工程で発生する大量の排水に関しても不要となることから環境負荷の低減にも貢献できるとしている。
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