週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

VAIO Pro PF/PGのVAIO TruePerformance対応範囲が拡大、選択肢が拡がる

VAIO独自のファインチューニングは、より手軽な価格だから意味がある

2018年05月28日 09時00分更新

よりお求めやすく、選択できるメモリー容量を拡大

 VAIO Pro PF/PGには、先述のCore i7-8550U(1.8GHz / 最大4GHz)とCore i5-8250U(1.6GHz / 最大3.4GHz)のほか、Core i7-7500U(2.7GHz / 最大3.5GHz)やCore i5-7200U(2.5GHz / 3.1GHz)、Core i3-7100(2.4GHz)、Celeron 3865U(1.8GHz)が用意されている。

 今から購入するのであれば、VAIO TruePerformanceに対応した第8世代インテルCoreプロセッサーモデルを選ぶことを強くオススメしたい。PCのライフサイクルが伸びてきているなか、より長く快適な作業を持続するためにも、最新のCPUを搭載したモデルを選ぶのがベストだ。

 第8世代のCPUを搭載したモデルは、カスタマイズモデルでのみ販売されている。このとき、CPUとメモリーとの組み合わせは限られており、Core i7の場合はメモリーが16GBと8GBのみ、Core i5の場合は16GBと8GBに加え、今回4GBでもVAIO TruePerformance適用になった。これにより、いままでいちばん安価だったCore i5と8GBの組み合わせより1万円(税別)安く購入できるようになる。

↑オンラインストアでカスタマイズしたときのCPUとメモリーの価格差

 当然、メモリー容量が少なくなると作業内容によっては処理効率が落ちることもある。ただ、複数のソフトをあまり起動せず、オフィスソフトを中心に使っているのであれば、十分だろう。会社で導入する際、一律8GBのメモリーにするということではなく、利用する人の作業内容に合わせてメモリー容量を変えることで、いくらかコストを抑えることができる。

Zの技術が生かされたVAIO TruePerformance

 こうしたチューニングの技術は、フラッグシップモデルであるVAIO Zの開発経験が生かされている。電力消費が上がると、発熱が大きくなる。CPUの温度も上昇するので、ノートPCのような狭い空間で効率よく放熱、排熱するにはさまざまなノウハウが必要だ。VAIO Zを始め薄型ノートPCを長く開発してきたVAIOだからこそ、こうした挑戦を可能にしている。

 特にVAIO TruePerformanceを適用したCore i5が、通常のCore i7を凌駕したことは、非常に大きい。2つのCPU価格差はだいたい2万円。他社の同じCore i7搭載モデルと比較検討したとき、VAIO TruePerformanceを適用したCore i5のほうが、断然コストパフォーマンスに優れているはず。

↑開発者が語るMade in Japanについて。https://vaio.com/magazine/devstory/vol17.html

 VAIO Pro PF/PGは、Made in Japanとなり信頼性はさらに向上。もちろんサポートもオンサイト対応や安曇野で最短修理も行っているので、導入後も安心して利用できる。Windows IoT Enterprise版の対応やSMS通信で消去命令が送信可能な「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」など、セキュリティ面も強化されてきており、VAIO TruePerformanceによる優位性を踏まえて、VAIO Pro PF/PGを検討してほしい。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事