Oculusは、一体型VRヘッドセット「Oculus Go」の販売を開始した。ストレージ容量が32GBと64GBの2モデルを用意しており、国内価格は32GBモデルが2万3800円、64GBモデルが2万9800円。Oculusの公式サイトから購入できる。
Oculus Goは、PCやスマートフォンなしで動作する一体型VRヘッドセット。ディスプレーは2560×1440ドットの液晶パネル、リフレッシュレートは最大72Hz。プロセッサーは2016年のフラグシップである「Snapdragon821」を採用している。スピーカーはストラップに内蔵し、ヘッドホンなどのオーディオ機器なしで立体音響を実現しているという。リモコンも付属している。
コンテンツはGear VR向けに提供されているものの多くに対応しており、その数はおよそ1000以上にのぼる。実際に使用する際はスマートフォンでの設定が必要となるが、以降は電源を入れれば即座にVRが楽しめる。
これまでのVRヘッドセットと異なり、ハイエンドPCやスマートフォンのセッティングが不要で手軽にVR体験ができるOculus Goだが、注意したい点が2つある。ひとつはOculus RiftやHTC Vive等と異なり、体験者の位置を追従することができず、頭の向きだけを検出する点。360度動画や動かないタイプのVRコンテンツを楽しむことはできるが、VR空間内を動き回ることはできない。もうひとつは、充電用のACアダプターは日本向けには付属していないため、10W(5V 2A)のACアダプターを別途購入する必要がある。これらの点に注意して購入を検討するのがよいだろう。
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