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FF14やPS Now、MRヘッドセットなども快適?

これで11万円台は安い!LTE対応&第8世代i5&1.5kgの超コスパノートPC

2018年05月11日 11時00分更新

 最後にWindows Mixed Reality対応のMRヘッドセットを接続して、VR映像視聴などが行なえるかを検証。MRヘッドセットは、HTCのVIVEやOculus Riftといった、他のPC用VRヘッドセットとは異なり、ゲームをプレイしない場合はCPU内蔵の「Intel UHD Graphics 620」以上であるDirectX 12対応GPUで動作可能としている。

エイサー製の「AH101」と接続して動作を確認

 他の動作要件は、CPUが第7世代の2コアのCore i5、メモリーがDDR3の8GBなどとなっていて、そのすべてにクリアーしている。そこで、実際にこのスペックでどの程度まで快適にVRコンテンツが楽しめるのかを、エイサー製の「AH101」を接続してテストしてみた。

 MRヘッドセットはOSにWindows 10 Fall Creators Updateが適用されていれば、PCに接続するだけでセットアップが表示される。この際、接続したPCで動作するかスペック確認が行なわれるが、上記の最小要件ではなく、VRゲームも快適にプレイできる推奨スペックに満たない場合は、その項目に警告アイコンが表示される。

 J350SN-S2-LTEでは、「グラフィックスカード」と、「CPU」の項目に警告アイコンが表示された。推奨スペックのCPU要件は、第4世代Core i5-4590(4コア/8スレッド、3.3~3.7GHz)以上。J350SN-S2-LTEは4コア以上の第8世代コアではあるが、i5-4590は動作クロックがより高いデスクトップ用のCPU。一方、グラフィックスカードは、推奨スペックだとCPU内蔵ではなく、別途高性能なGPUが必要なため、一部機能が制限されるという結果となっている。

 とはいえ、動作不十分と判断された場合は、その後のセットアップができないが、J350SN-S2-LTEはセットアップを問題なくクリアーした。

 さすがにVRゲームに関しては動いても、カク付きがひどく、とてもプレイに耐えられるものではなかった。一方、VR動画に関してはYouTubeや実写映像なら、やや映像が荒く乱れるシーンもあったが、途中で再生が止まるといったこともなく快適に視聴できた。しかしながら、講談社が勧めるVRアイドル「HopStepSing!」のVR動画は、アプリでCG処理された映像のためか、画面が荒くなったり、再生の動作が止まることもあった。

 MRヘッドセットは、アプリ起動前のプラットフォームが、別荘のようなVRの家になっている。そこで、接続しているPCのデスクトップやメールを呼び出したり、Miracastでスマホの画面を表示させたり、ブラウザーでウェブサイトを見たり、PC内の動画や写真、音楽の視聴も行なえる。

 VRゲームがプレイできなくても、VR空間で普段PCで行なっているさまざまな作業が行なえ、かつVR動画や写真の視聴なら快適にできた。

VR内のブラウザーでYouTubeを視聴してもドロップフレームが起こることもなく、快適に視聴が行なえた

LTE対応と第8世代Core i5で価格以上の実用性を有する

 J350SN-S2-LTEは、CPUにビジネス用途のみならず、設定次第ではかなり重い3Dゲーム以外ならプレイできる、実用的な最新第8世代のCore i5を搭載。ストレージはSSDを備え、メモリーは8GBとガッツリとクリエイティブ用途で使わない限りは、困ることのないスペックながら11万円台とお買い得な値段。

 そして、なんといっても未だ選択肢の少ないLTE対応で、Wi-Fi接続できない場所でも、すばやくネットに接続できる高い利便性を有しているのが魅力。仕事とプライベートのエンタメ用途を1台で済ませたいという人には◎。

 仕事で使う場合はBTOでMSオフィスを追加するのが吉。もし、ストレージ容量に不安がある場合は、J350SN-S2-LTEのBTOでは追加ストレージはSSDになってしまい高くなるので、標準で1TB HDDを備えた「m-Book J350SN-M2SH2-LTE」(直販価格12万1824円)を選択するといいだろう。

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