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FF14やPS Now、MRヘッドセットなども快適?

これで11万円台は安い!LTE対応&第8世代i5&1.5kgの超コスパノートPC

2018年05月11日 11時00分更新

 外観やインターフェースなどを確認していこう。m-Book J350SN-S2-LTEは底面のみ黒だが女性にも好まれる白を基調とし、全体的に明るい印象。天板とパームレストは単一方向に細い溝を付けるヘアライン調の加工が施されていて、手が滑りにくく、シンプルで落ち着いたデザインとなっている。

液晶の下にロゴがある以外は、シンプルなデザイン。ヒンジ部分は、バッテリーの上が空いていて2点で支えているが、指でちょっと押したぐらいでは倒れない強度はある

天板もmouseのロゴがあるのみのシックなレイアウト

 両サイドには光学ドライブこそないが、外部映像出力が2つ、USB3.0ポートが3つと十分実用的。薄型なノートPCには採用されづらいLANポートも備わっているので、本機はLTE通信のみならず、Wi-Fi、有線LANとネット接続には絶対困らない仕様となっている。

 外部出力は未だ主流の4K/60Hzに対応するHDMI出力に、古めのプロジェクターなどとも接続できるD-Sub15ピン出力の2系統となっているため、ビジネス用途で困るシーンも少ない。液晶とケーブルの組み合わせ次第では3画面出力もできるため、自宅では画面を分けて作業することも可能だ。

左側面はギガビットLAN、HDMI出力、USB3.0を備える。USB3.0とHDMIが並ぶことで、Windows Mixed Reality対応のMRヘッドセットの接続も片側で行なえる

右側面はヘッドホン出力、マイク入力、USB3.0×2、D-Sub15ピン、電源コネクタ、ケンジントンロックホールが並ぶ

 液晶ディスプレーはノングレアパネルを採用しているため映り込みが少なく、文書作成などを行なうビジネス用途向き。発色は一般的なため、写真や動画をキレイに見たいという用途に向いているとは言えないが、解像度はきちんとフルHDあるため、エクセルの作業スペースが狭いといったこともなく、ちょっとしたゲームを遊ぶにも問題ない視野角と高精細さはある。

 スピーカーは底面の前面よりに左右ひとつずつ備わっている。安価なPCにありがちなモノラルではなく、ステレオスピーカーではあるが、やや出力が弱く迫力には欠けるため、静かな場所で音楽を楽しむ程度なら問題ないが、ゲームやネット動画サービスで映画を観る場合は、アンプを内蔵したヘッドホンを勧めたいところだ。

 キーボードは一般的なアイソレーションキーを採用。Enter横のキーが横長なのが気になる人もいるかもしれないが、キーピッチも広く誤入力も抑えられ、押した際に適度な反発のあるキーは、一部の薄型ノートPCにありがちな、ペタペタとした打っているのか分からないようなキーよりも文字入力がしやすい。

 タッチパッドに左右のクリックキーが備わっているのも個人的には◎。しっかりと左右のキーをわけて押せるため、操作しやすい。

 キーボードには、Fnキーと同時押しで動作するタッチパッド操作や画面のオン/オフ、音量調整、輝度調整などのマルチメディアキーも備わっている。ウイルスによりPCのウェブカメラが乗っ取られ撮影される被害などもあるので、使わないときにはカメラを切ったりするのにも便利。また、海外出張に行くなどの際に、素早く機内モードに設定できる点も見逃せない。

 重量は1.5kgと13.3インチとしてはやや重いが、ACアダプターは小ぶりで軽いため、持ち運びができないというほどではない。とはいえ、薄型軽量のモバイルノートPCと比べるとやや重量があるため、持ち運びの際はバックパックなどを利用するのが吉だ。

ACアダプターは小さめで、ノートPCと一緒にカバンに入れても邪魔になりにくいサイズ

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