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「飲むショートケーキ」をゼリーにしたら簡単おいしいスイーツになった!

2018年04月23日 16時00分更新

 ごきげんよう、アスキーのモグモグ担当ナベコです。気温が上がってきて食欲が増してくる今日この頃。甘いものを口が欲しています。

手軽にケーキを「摂取」できる飲むショートケーキ

 みなさんは「コク Grand time ふって飲む甘美なショートケーキ」をご存知でしょうか? JR東日本のエキナカにある「アキュアの自販機」限定で販売している缶飲料で、シェイクしてから飲むと「ショートケーキ」の味わいを楽しめるのだそうです。165gボトル缶で価格は160円。

 ユニークな製品名から昨年11月に登場してSNSで話題沸騰しました。

ショートケーキを「飲む」だと?

 原材料に牛乳、いちご果汁、卵黄、クリームなどを使用しているほか、寒天、こんにゃく粉、水あめなど適度な固形感を表現する材料も含まれていて、本来フォークで食べるはずの「ショートケーキ」を飲料で表現しているようです。

 私にとってショートケーキというと、子供のころ母親がスーパーで買ってきてくれ2個入りのショートケーキを、油断した隙に兄が2つとも食べてしまったこと。ショートケーキはいつも争奪戦でした。食べられなくてよく泣いたけど、懐かしいなあ。

 そんなことを思い出したら、ショートケーキ愛が高まってきました。見た目もかわいいし、味も懐かしみがあってたまらない。ショートケーキはいつまでたっても、ケーキのお姫様です!

ショートケーキ「らしさ」のある缶飲料

5回程度振って飲む。

 さて、飲むショートケーキの味はどうでしょうか?

 飲むショートケーキは「冷やして5回程度振ってから開栓」するようにと注意書きがあります。その通りにしっかり5回振って飲むと……。

 確かに「ショートケーキらしい」です。

 なめらかな寒天の固まりが大きいままに口に入ってきて、スポンジを頬張った時の食感にちょっと近いです。もちろん、スポンジと寒天なのでニュアンスは違うのですが、なるほどという気にはなりました。

 味は、想像していたよりさわやかで、クリームのまろやかな風味と、スポンジらしい甘み、コク、いちごの酸味のバランスよく、甘さがもたれません。

 ……よくできています。よくできているのですが、ケーキはやっぱり「食べたい」!

飲むショートケーキから「食べるショートケーキ」をつくってみた

モグモグ担当ナベコが食べるショートケーキづくりにチャレンジ!

 子供のころに兄と奪い合って食べたショートケーキの味を思い出したからか、私は無性にショートケーキをしっかり食べたくなりました。そこで、飲むショートケーキを「食べる」ことはできないものかと思って、ゼラチンを入れてゼリーをつくってみましたよ。結果、記者の想像を上回るレベルの高いスイーツが完成しました。

 この記事では、簡単なのに本格的な、「飲むショートケーキゼリー」のレシピを紹介します。

超簡単「飲むショートケーキゼリー」の作り方

材料

・飲むショートケーキ/価格:160円
・「森永クックゼラチン」/価格:約170円
・タルト用の敷き銀紙(100枚)/価格:約630円
(「明治デザートホイップ」/価格:約220円)
(「いちご」/価格:約400円)
―――
材料費合計:約960円(約1580円)
※ホイップクリーム、いちごはお好みで。()内はそれらもあわせた額。

ショートケーキは三角形ですよね。お菓子用の三角の金型を探したところ、見つからなかったので、タルト用の敷き銀紙を買ってきました。価格は、100枚入ってこの値段。

ふやかす手間なくすぐ溶ける森永のクックゼラチンが便利。

1、飲むショートケーキにゼラチンを混ぜる

 まずは飲むショートケーキを30回程度振ります。そのままの飲むショートケーキの食感は、例えるとフルーチェより少し固め。寒天やこんにゃく粉で若干の固形感を出しています。振れば振るほど液体に近くなりますので、目安の回数である5回より多めに、しっかりと振りましょう。

 森永のクックゼラチンは、1袋(5g)を50mlのお湯で溶かします。200mlの液体を固めるというので、飲むショートケーキ1缶(165g)にはちょっと多め。溶かしたゼラチンを少しだけ残して、飲むショートケーキに混ぜます。

 ゼラチンを加えたら敷き銀紙に流し込みます。なお、1缶で敷き銀紙3つに流し込むことができました。

2、冷蔵庫に入れて3時間ほど放置

 そしたら、飲むショートケーキを入れた敷き銀紙を冷蔵庫に入れて冷やすだけ。3時間くらい放置します。たったこれだけ!

 待つこと3時間。できました! ぷるっぷるに仕上がりました。まるでゼリーのようです。もちろん、ゼラチンを入れたのでゼリーのようになるのは当然のこと。

3、お好みでトッピング

明治のデザートホイップは自分で泡立てなくてもいいのが魅力。飲むショートケーキとは関係なくとも、ホイップクリームが好きでホイップクリーム単体で食べたいという人にはオススメです。クリームチュチュできますよ。

 このまま食べてもおいしいのですが、お好みでホイップクリームでトッピングすると「ショートケーキ」の見た目に近づきますよ。

 ところでホイップクリームで盛り付けをしていると、職人のような気分になって楽しいです。そういえば子供のころ、ケーキ屋さんは憧れでした(一番なりたかったのはお花屋さん)。懐かしい気持ちがよみがえってきます。

「飲むショートケーキゼリー」の完成

 題して「飲むショートケーキゼリーショートケーキふう」とでも言いましょうか。みためはケーキふうになったので満足です。

 いただきまーす!

 味は……、おいしーー!

 語彙が少なくて申し訳ないですが、本当に本当に、おいしいです。ゼラチンを足したので、本来の飲むショートケーキより味が薄まってしまうのではと心配していましたが、やや甘さが控えめになるだけで、いちごの酸味や、クリームのコク、スポンジの甘さや香りは健在です。むしろ、より爽やかな味になって、ホイップクリームとの相性が抜群。

 いちごものせているので、女子の家でふるまってもらったら感心してしまう「できる女ふう」上級手作りスイーツのようです。作り方はこんなに簡単だったのに。

いちごものせたので本格的な「できる」スイーツに! これはいい!

 正直、ショートケーキ感があるかといわれると、ゼラチンで固めてもスポンジのしっとりした質感はないので、ショートケーキ感、ありません。ですが、とてもおいしいショートケーキ味のゼリーができました。飲料をささっとアレンジするだけでレベルの高いスイーツができるなんて、我ながら自分の手腕に感心しました。

 飲むショートケーキはアレンジして「食べる」のも全然アリ。物珍しさで自販機で買って、かばんの中に入れてつい飲み逃してしまった人はこんな方法もオススメですよ!



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