週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ブラウザーが箱で売ってたって知ってた?

これもオヤジホイホイ!! ドスパラ中古PC担当者と語る、懐かしのインターネット時代

2018年04月08日 17時00分更新

 ドスパラの中古PC担当者が集まって、“懐かしのパソコンの話題”で盛り上がる連載企画「懐かしのレトロPC 座談会」が、Dospara Expressで連載中だ。前に自作パーツの話題で盛り上がったところ、予想外? いや予想以上! に好評だったため、第2弾を企画。

 懐かしのレトロPC 座談会では「大昔のパソコンに20世紀のOSを再インストールしてみたり」などなど、アクティブに活動中。古くからのパソコンファンから見れば懐かしく、若い世代から見れば歴史を振り返る体験が得られるかも。

 今回のテーマはインターネット。題して「あのころ私たちは若かった、草の根ネットからブロードバンドまで大放談」。まだインターネットに家庭でつなぐ前の時代から、黎明期ならではのインターネット事情、そしてその周辺にあった技術まで。内容は特に設定せず、好き放題、思い思いに話してみることになりました。シナリオのないトークの行く先やいかに? 1時間40分のとめどないトークを2万文字強の大ボリュームでお届けします!

初めてのインターネット体験は、インターネット……ではなかった

── 始まりました。

クマさん 「では、何から話そうか」

一同 「う~ん」

すーさん 「さかのぼっていくスタイル?」

まっちゃん 「どっちでもいいよ」

フジヤン 「方針決めないと始まらないだろ(怒)」

1990年前後のパソコン通信接続環境。当時はパソコンだけでなく、ワープロ専用機からつないでいる人も多かった。

── ではネットとの出会いから! 今回は「天の声さん」も登場しますよ。

すーさん 「私の場合はPC-9800シリーズを使った“草の根ネット”のBBSから。学生時代の20歳前後だったので1996~7年ごろかな」

クマさん 「それだと、僕のほうが数年早いね。ちょうどPC-VANとかNIFTY-Serveをみんなが使い始めたタイミングで、どうしてもやりたかったのだけれど、高校生だったから電話料金が自由にならない。でもパソコン通信はやりたい。ということで、電話代かからないアマチュア無線で同じことをやってみた。部屋にアンテナを立てて、パソコンに無線機を付けて、パソコン通信をやる。これが始まり。1994年ぐらいかなぁ」

フジヤン 「僕もくまさんとは同じ世代だけど、入ったタイミングはくまさんのほうがちょっと早いかな」

モデム。最終的に56kbpsの製品まで使われた。

クマさん 「つまり、みんなインターネットじゃないわけね」

すーさん 「うん、パソコン通信。すでに知人はインターネットにつないでいたけど、自分でも何かやりたいなって思った。『なら、草の根BBSをやってみたらどう?』ってパソコンを借りたのが始まり」

まっちゃん 「あのさ~、インターネットとパソコン通信って違うの?」

すーさん 「だいぶ違う。パソコンでデータのやり取りするぐらいしか同じところがないぐらい」

クマさん 「技術的に言うと、不特定多数とつなげるかどうかかなぁ。パソコン通信はホストコンピューターっていう中心になるものがあって、そこにみんながつなぎに行くかたち。これがいろんな場所に置いてある。基本的に別のホストコンピューターにつないでいる人とはコンタクトが取れない」

まっちゃん 「要するに社内LANみたいなもの?」

すーさん 「……えっと、ほかの会社のやつが見れないという意味では近い気もするけど、それはLANだから違うね」

まっちゃん 「……ん? どっち!!」

すーさん 「だからパソコン通信だってば」

── ちなみにインターネットが出始めたころ、LANからインターネットにつなげられるものをイントラネットって言ってましたね。

フジヤン 「ありましたね。いまでも限定した枠内で使う言葉ですね」

まっちゃん 「私の場合、その概念を学ぶ前にインターネットにつないでたからなぁ……。サイトや掲示板を見るって言ったら、インターネット以外イメージできない」

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう