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iPhoneやAndroidのGmailをプリンター印刷する方法

2018年04月02日 10時00分更新

Gmailをメインの登録先や連絡手段として使っているユーザーは多いかと思いますが、ちょっと設定を加えるだけでさらに便利になります。ライターの島徹さんが日常生活でも役立つGmailのTipsをご紹介。

低価格プリンターもWi-Fi搭載機種が増加
Gmailアプリから直接メールを印刷できる

 時にはGmailのメール印刷が求められる場合があります。例えば、電子チケットや紙の領収書が必要な場合、もしくはケータイを使っているユーザーにネットの情報を渡す場合などです。しかし、印刷のためにいちいちPC起動するのもめんどう。そこで、スマホのGmailアプリから直接プリンターで印刷してみましょう。

 iPhoneやAndroidスマホは、近年のWi-Fi搭載のPC向けプリンターの多くと手軽に接続して印刷できます。例えば、実売5500円前後と低価格なキヤノンのスキャナー搭載プリンター「PIXUS MG3630」ですら、Wi-Fiに対応しています。

 スマホと接続しての印刷方法は「ファイルの印刷」とGmailなど「一般アプリからの印刷」の2つに分けられます。今回は、自宅のWi-Fiにスマホとプリンターが接続されているという前提で、キヤノンのプリンターを例にご説明します。

最近のプリンターはWi-Fi搭載が当たり前。iPhoneやGmail向けのプリンター接続にも対応している

 スマホ内の写真や文書など「ファイルの印刷」だけなら、メーカーの専用アプリを使います。キヤノンのスマホ対応機種の場合は、多くのモデルがiPhoneなどのiOSとAndorid向けそれぞれに「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」アプリを提供しています。ただ、このアプリを入れてもGmailから印刷はできません。

スマホでのプリンター印刷の方法は大きく分けて2つ。メーカー独自のアプリは、基本的に写真やPDFファイルの印刷のほか、スキャナーの利用や本体設定に特化している。キヤノンの場合は「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」がこれにあたる

 Gmailアプリなど「一般アプリからの印刷」を利用する場合は、OSの標準機能を使います。iPhoneなどのiOS機器の場合、「AirPrint」対応プリンターならすぐに接続して印刷できます。Androidの場合は「メーカー独自のプラグイン」から印刷します。

 今回は詳しく解説しませんが、iOSとAndroid問わず、GmailなどのGoogleのアプリから「Google クラウド プリント」を使って対応プリンターへの遠隔プリントも可能です。ただし、これを利用するには事前にプリンター側の設定が必要な場合があります。

 先ほど紹介した「PIXUS MG3630」など、最近のプリンターの多くは、iOS向けの「AirPrint」と、Android向けの「メーカー独自のプラグイン」、Googleのアプリ向けの「Google クラウド プリント」のいずれにも対応しています。

 実際にGmailアプリで印刷してみましょう。Gmailアプリでメールを開いて、画面右上の「…」メニューを開いて「すべて印刷」か「印刷」をタップします。

Gmailアプリでメールを開き、画面右上の「…」をタップすると「印刷」を選べる

 次に、どの方法で印刷するかを選びます。

 iPhoneなどiOSの場合は「AirPrint」をタップし、同じWi-Fi内にある対応プリンターを選択して印刷します。

 Androidは標準では「PDF形式で保存」になっていることが多いので、「すべてのプリンター」からプリンターを追加します。各メーカーのプラグインが表示されるので、対応したプラグインをインストールしましょう。成功したら、同じWi-Fi内の対応プリンターを選んで印刷できるようになります。なかなか認識されない場合は、いちどスマホを再起動してみるといいでしょう。

iPhoneなどiOSの場合は、AirPrintを選ぶと対応プリンターが検出されすぐに印刷できる

Androidの場合は、最初に各メーカーが用意するプラグインをインストールすると対応プリンターを検出できる。キヤノンやエプソンほか多くのメーカーが用意している

 あとは、プレビューを確認して印刷するだけです。Gmailの内容を紙に印刷することが多い方は、いちど試してみてはいかがでしょうか。

プリンターの設定が終われば、PCと同じようにGmailの内容を印刷できる


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