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情家みえさんと麻倉怜士氏が音と音楽のこだわりを披露

ライブ感にこだわった収録の「ETRENNE」、ジャズでは異例の大ヒット中

2018年04月02日 17時00分更新

アナログ版や新作など、夢が膨らむ

 イベントの最後、麻倉氏はUAレコードの今後の展開を語った。今回配信が開始されたハイレゾ版は192kHz/24bitだが、最初の計画ではDSD 11.2MHzも予定していたという。

 また麻倉氏は「資金的なめどが付いたら」としながらも、レコード盤の制作構想を披露。デジタル版と同時収録していたという76cm/秒で2インチ幅の24トラックマスターテープを使い、完全アナログでレコードを製作したいとしていた。

 そのほかMQA版やカセットテープリリースの可能性にも言及しつつ、年1回くらいのペースで新作を出したいとイベントを締めくくった。

 「STUDER『A800』で録った24chのアナログを2chにまとめるには、もう1台アナログテープレコーダー用意しないといけません。なかなか大変ですが、これをやってアナログのマスターが出来たらビニールに、それを基にDSD 11.2MHzをやろうかと考えています。MQAなど最新のフォーマットも色々出てきていますし、最近はカセットも意外と人気です。基が良ければ色々できるので、また対応して皆様にお届けしたいです。

 今後はどうなるか分かりませんが、UAレコードとしては年1回くらいのペースで新作を出していきたいですね。今年もあと2つくらいは欲しいところです。こういった発表会もまた適宜実施していきたいと思っています」(麻倉氏)

今後のUAレコードについて「年1回くらい新作を出していきたい」と語る麻倉氏。レコードやカセット、MQA版などの夢も膨らむ

情家みえ・アーティスト情報

情家みえ

 愛媛県宇和島市出身。幼少時に父親の影響で音楽に親しむ。6歳よりピアノを始めると同時に、歌唱にも興味を抱き、声楽のレッスンを受ける。大学では幼児教育を専攻しクラシック音楽を学ぶが、間もなくジャズと出会い、徳島県内のホテルやクラブでジャズを歌い始める。大学卒業後、上京。南青山の老舗ジャズクラブBODY&SOUL でスタッフとして勤務。ヴォーカリスト伊藤君子に師事。デビュー。ピアニスト山本剛のライブレコーディングにも参加。現在、南青山BODY&SOUL ・代々木NARU ・六本木ALFIE を中心に都内および全国のジャズクラブにて活動中。

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