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三国志のヘンな逸話を集めた、ゆるふわ雑学本『ろくでもない三国志の話』が本日発売!

2018年03月30日 12時00分更新

 多くの人々が知る物語、三国志。

 三国志には、正史「三国志」をはじめ、小説「三国志演義」、そして無数の説話、民間伝承が存在します。そのなかからろくでもない話を抽出し、1冊にまとめた雑学本『絶対に人に言いたくなる ろくでもない三国志の話』が本日発売されました。

表紙は目力満点のこの方に出演してもらいました。「白眼視」の由来と言われる、竹林の七賢のリーダー格・阮籍さん。

 収録しているろくでもないエピソードの数、なんと64! なかには、ろくでもなくないエピソードもありますが。

 本書は、三国志の基本的なおさらいに始まり、魏の章、呉の章、蜀の章、他(それ以外の勢力)の章とカテゴリ分けをし、さまざまなエピソードを収録。

 さらに、民間伝承のヘンな話や、三国志発祥と言われている故事成語やことわざの紹介、三国志を彩った武器などのコラムも楽しめます。

本書は、1エピソード1イラストで、とても読みやすく構成されています。

 ここからは、収録されている全エピソードを紹介していきます。

 ●魏の章
 ・曹操は関羽が欲しがった人妻を横取りした
 ・曹操は爆笑するとスープ皿に頭を何度も突っ込んだ
 ・曹操自慢の軍師軍団 助言成功率は85%?
 ・「麦を踏みつける奴は許さない!」宣言した曹操が真っ先に麦畑に突っ込んだ
 ・孫子の兵法書が今もあるのは曹操のおかげ
 ・夏侯惇は呂布の兵に捕まり人質にされたことがある
 ・夏侯惇は射抜かれた自分の目を食べた
 ・徐晃がものすごい勢いで突っ込んだのが「長駆」の語源
 ・郭嘉は普段の素行が非常に悪い不良軍師だった
 ・曹丕はフルーツ大好き腹黒プリンス
 ・王異は汚物まみれの格好で反乱の難を逃れた
 ・夏侯尚は愛妾の墓を暴き夜な夜な骸を愛でた
 ・夏侯令女は再婚を拒否するため髪を切り、次いで耳と鼻を削いだ
 ・鍾会の蜀遠征時いろんな人々が彼の破滅を予言した
 ・トウ艾は吃音でコミュ症 貧乏な地図オタクだった
 ・清談を生んだ魏の大スター何晏はイケメンナルシスト
 ・清談のスター、竹林の七賢はあんまり隠者っぽくない
 ・気に入らない客が来ると阮籍は白眼を剥いて威嚇したのが「白眼視」の由来である
 ・毒舌ドラマー・禰衡は曹操にヌードを披露した
 ・司馬懿の十八番は男優賞ものの仮病である

曹操は関羽が欲しがった人妻を横取りした? その人妻って誰? ってか、曹操・関羽どっちもどっちだよね?

 ●呉の章
 ・孫策は本当に太史慈とデスマッチを繰り広げた!
 ・孫権は日本を侵略しようとして失敗したことがある
 ・孫権は張昭の家を燃やしたことがある
 ・孫権は酷い酒乱である
 ・曲に誤りがあると周瑜はチラチラ振り返る
 ・陸遜は裴松之にド正論でダメ出しされている
 ・狂児・魯粛 孫権に帝位を勧めてドン引きされる
 ・黄蓋、赤壁の戦いでうっかり河ポチャ
 ・呉の名将・呂蒙は関羽の怨霊に祟り殺された
 ・諸葛亮の兄 諸葛瑾はロバ似
 ・呉に反乱した趙嫗は爆乳乙女
 ・孫権の娘たちが争った大喧嘩「二宮の変」で呉はボロボロになった
 ・呉の陸抗と晋の羊コは善政を競って荊州を平和にした
 ・ラストエンペラー・孫晧はショックで引き籠ってたらみんなに死んだと思われた
 ・陶濬が集めた2万の兵は夜のうちにみんな逃げ去った
 ・呉が勢いよく滅んだのが「破竹の勢い」の語源である

呉の孫権は日本を侵略しようとして失敗したことがあるらしい!? 不老不死の秘薬を求めて?

 ●蜀の章
 ・劉備を誰よりも評価したのは宿敵の曹操だった
 ・猛将趙雲、じつはザコ専だった?
 ・発明王・諸葛孔明さん元祖饅頭を完成させる
 ・身内にあまあま? 諸葛孔明の人物評価
 ・脳天串刺しでも無事!? 不死身のターミネーター関羽
 ・曹操からのプレゼントを返品した関羽だが愛用の髭袋はテイクアウトした
 ・あの張飛は嫁を山でさらってきた
 ・脳筋武将・張飛はじつは計略上手?
 ・馬超は劉備になれなれしくして関羽張飛に殺されかけた
 ・みんなでしあわせになろうよ、大赦大好き劉禅陛下
 ・孔明くたばっておめでとう! と劉禅に上奏して処刑された阿呆がいる
 ・正史『三国志』は陳寿の故国へのラブが行間に詰まってる

「三国志演義」での一騎討ち通算戦績、28勝7分1敗の趙雲さん(編集部数え)。でも戦った相手は? えっ、ザコ専なの?

 ●他の章
 ・三国志はもともと転生ラノベだった
 ・張角はもともと受験戦争に敗れた挫折エリートだった
 ・董卓のヘソに刺した灯火は脂で数日燃え続けた
 ・袁紹の宦官虐殺の際文官たちはおチンポを見せつけて難を逃れた
 ・袁紹と曹操は一緒に花嫁泥棒をした
 ・三国時代にパンがブームになった
 ・呂布は見事な計略で味方の軍勢を敗走させたことがある
 ・張楊は親友・呂布の危機に大音声のエールを送った
 ・ド外道武将・サク融は敬虔な仏教徒だった
 ・「ハチミツ飲みたい……」袁術は黄色い熊みたいなことを言って死んだ
 ・三国志には卑弥呼が登場する
 ・三国志というけれどそもそも天下を取ったのは魏呉蜀ではない
 ・司馬炎が後宮を羊に乗って回ったのが「盛り塩」の由来
 ・マグネットパワーで敵を倒した武将がいる
 ・賈南風はカンニングを指南して夫を帝位につけた
 ・無事天下を統一した晋はわずか30年で崩壊した

「三国志演義」成立前に流行した「三国志平話」では、冥界裁判所で韓信を曹操に転生させ……!?

 そのほか箸休め的なコラムも収録しています。といってもずっと箸休めのような書籍ですが。編集部調べになりますが、「三国志演義」の一騎討ち全記録も掲載していますので、こちらにも注目を!

 ●ろくでもないコラム 
 ・奇想天外!三国志の民間伝承1
 ・奇想天外!三国志の民間伝承2
 ・日本でもおなじみ三国志発祥の故事成語
 ・武力+10 豪傑たちの武器大全
 ・『三国志演義』一騎討ち全記録

 強い奴、賢い奴など三国志にはさまざまな人物が登場しますが、意外な一面、ろくでもない一面を知ることで、彼らをさらに好きになること間違いなしです!

 こちらから購入ができますので、ぜひ手にとってみてください!

絶対に人に言いたくなる ろくでもない三国志の話

■著:うどん
■絵:木志田コテツ
■発売日:2018年3月30日
■定価:1,000円+税
■仕様:B6判 160ページ

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