ディスプレーは丸型ではなく四角で、タッチ操作に対応。丸型と比べ無駄なスペースを作らずに情報を表示できるので見やすい。本体左右側面に物理ボタンも配置されており、タッチ操作と組み合わせて使用する。ケース本体は航空宇宙産業にも使われる6000番台のアルミニウム素材を採用し、ガラスはGorilla Glass 3と強度は抜群。水深50mと耐水性能もあるので、スイミングでも利用可能。もちろん汗で汚れたときには、丸洗いできるので、清潔さを保つことができるのもポイント。
付属のバンドは樹脂製で、表面には細かな模様が彫られており、無地のバンドのような安っぽさがないのが◎。また余ったバンドが動かないように、バンドの先に金具がついており、バンド穴に挿して固定可能。そのためひっかけてしまう心配が少なく、スポーツ中に手を動かしても外れないのはうれしい。
バンドは裏のボタンを押し込むと着脱できるようになっている。付属のバンド以外にも、「スポーツ」「レザー」「クラシック」と別売のベルトも用意されているので、ファッションに合わせてベルトの交換も可能だ。
デザインはどこか80年代を彷彿させるレトロな雰囲気。このあたりはPebbleとも近似しているので、Pebbleのデザインが気に入っていたユーザーにはうれしいところ。OSはオリジナルの「Fitbit OS」で、iOSとAndroid、Windows搭載デバイスに対応。各デバイスに専用のアプリをインストールすることで連携でき、スマートフォンの通知などを転送できる。
オリジナルOSのため対応アプリは少ないが、アプリ開発者向けにSoftware Development Kit(SDK)を提供されており、Webベースの開発環境「Fitbit Studio」からアプリの開発が可能。これはPebbleが開発したもので、ウォッチフェイスのカスタマイズ機能などにも対応している。今後のアプリ増を期待したいと共に、プログラミングができるユーザーならオリジナルアプリの開発に乗り出すのも楽しそうだ。
電子マネー機能など日本では未対応の機能もあるが、Pebbleユーザーにとっては馴染みのあるデザインや開発環境がうれしく、フィットネス好きのユーザーにとっては、自動計測や単体で動作する機能がありがたいスマートウォッチに仕上がっている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります